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選挙の得票数 なぜ小数点以下が?

2015.04.30 THU

噂のネット事件簿


「一票の格差」はしばしば問題になるが、なぜ得票数に小数点が?
選挙といえば、当然1人あたり1票が与えられるもの。ところが、先日行われた統一地方選の開票結果を見た人から、「なぜ小数点がついているのか?」という声がツイッターに複数寄せられた。

千葉県船橋市の市議会議員選挙には、50人の定員に対し73人が立候補した。船橋市は選挙結果を市のウェブページで紹介しているが、そちらを見ると、トップ当選した議員の得票数は「6399.347」。このほかにも「4556.441」「3770.021」「169.110」など、小数点以下まで記された立候補者は20人以上いる。

この小数点以下の数字は、「按分(あんぶん)票」によるものだ。選挙では、完全に同姓同名、もしくは名字や名前が同じ候補者が複数いる場合があり、投票用紙に書かれた名前や名字だけでは、どの候補者に投じられた票か確認できないことがある。

その場合、それらの票は無効票になるわけではなく、それぞれの候補者の得票数の割合に応じて分けるのが「按分票」という制度。先述の船橋市の場合、トップ当選した議員の名字は「さいとう」だったが、立候補者の中にはこの他にも「さいとう」が2人いたため、「さいとう」と書かれた票が按分され、小数点以下になったというわけだ。

こうした制度を知らなかった人も多かったようで、選挙後、ツイッターには、

「恥ずかしながら、今回の選挙で 按分票という存在を初めて知りました。投票の際は候補者の氏名を間違えないよう、気を付けたいですね」
「昨日の市議会選挙結果見ているのだけれども、同一姓または名の候補者がいてその候補者の姓または名のみ記載された投票があった場合、按分票として全員で分配になるのね。。。 無効票じゃないんだ」
「選挙で初めて小数点以下の投票結果見て、なんだよ小数点以下の票ってwwwと思ったら按分票というらしい」

といった声が寄せられた。

今回行われた北海道の滝上町議選でも、「ヒロシ」とだけ書かれた投票用紙があり、立候補者に「ヒロシ」が2人いたため、これを按分。最後の議席を獲得した議員と次点の議員との得票差はわずか0.579票差。次点となった茂木博氏は小数点差で涙を呑むこととなったのだ。このように按分票が当落を分けるケースもあるので、投票用紙への名前の記入は、十分気をつけた方がよさそうだ。

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