羽アリがいたら“危険”のサイン!?

シロアリの生態を知って家を守ろう

2015.07.12 SUN


シロアリが怖いのは、冬眠をしないので冬でも活動できる点。ボイラーや床暖房があり、床下空間も温めるような構造だと冬でも活発になり、被害の進行が早いので要注意!
木造家屋に棲みつき、木部を食い荒らし、建物に甚大な被害を及ぼす。そんな特徴で知られるシロアリ。被害は未然に防ぎたいものだが、どんなチェック方法があるだろう。

「家屋に被害を与える代表的なシロアリにはヤマトシロアリとイエシロアリがいますが、それぞれ4~6月、6~7月にかけて『羽アリ』がよく発生します。クロアリのいくつかの種類も4~10月の間、羽アリを飛ばしますが、クロアリは家屋を食べません。シロアリとクロアリを見分けるポイントは、4枚ある羽の長さ。いずれもほぼ同じなら、それはシロアリです」(シロアリ駆除会社・仙北シロアリの早坂弘氏)

ボディにくびれがなく“ずん胴”なのも、シロアリの特徴だとか。でもシロアリの被害に遭いやすい家というと、湿気で木材が弱くなった古い家屋、というイメージがあるが…。

「必ずしもそれだけとは限りません。鉄筋コンクリートの新しい建物でも木材が使用されている部分があれば、被害に遭うおそれがあります。またシロアリは、確かに湿気を好みますが、湿気がない場所でも生息は十分に可能。だから家の湿度に関係なく、シロアリは発生します」

じゃあ、ほとんどの家は被害に遭う可能性があるってことか。家のなかでシロアリを見つけた場合、素人でも駆除できるのだろうか?

「シロアリの羽アリが出てきた箇所に殺虫剤をかけ、しばらく出てこないと駆除できたと思いがちですが、シロアリの集団そのものが家のなかに残り、ほかの部分を侵食しているおそれは十分にあります。駆除するうえで重要なのは侵入経路と行動範囲(被害の範囲)の特定。シロアリ業者は床下などを調査することでこれを把握、あるいは推定します。駆除の際には、薬剤の特性や、家屋の構造、住人の健康状態など、総合的に考えて対策を決める必要があります。だから一般の人ではかなり難しいでしょう」

普段、目につかないエリアで活動しているシロアリが目につくところまで出てきたのなら、被害が進んでいる可能性が高い。シロアリ対策の基本は「早期発見・早期駆除」とのことなので、シロアリを見たらいち早く、プロに調べてもらう方がよさそうだ。
(伊藤 裕/GRINGO&Co.)

※この記事は2013年7月に取材・掲載した記事です

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