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長期休暇 取らない人に出世なし?

2015.07.24 FRI

噂のネット事件簿


会社に長くいればいいというわけではないのは分かるが……
本来ならば全部使いきってしまって構わないはずの有給休暇だが、「出世に響くはず」と、取得するのをためらっているサラリーマンは多いだろう。ところがアメリカの調査で、有給休暇を残した社員より、すべての有給休暇を消化した社員の方が仕事で成功していることが判明し、驚きの声があがっている。

この調査は米国旅行協会が行った、アメリカ人社員の未消化有給休暇を集計したもの。調査は、「オフィスにいる時間と昇給やボーナスには関連性がある」と指摘しており、昨年11~15日間有給休暇を残した社員と、すべての有給休暇を消化した社員とを比べると、過去3年間、昇進や昇給をしなかった社員は、前者の方が多かったという。

オフィスにいない方が出世するとは、日本人には興味深いデータに違いない。厚生労働省の調査によれば、2013年に企業が労働者に付与した年次有給休暇の平均は18.5日だったのに対し、労働者の平均取得日数は9.0日。米の調査会社・ハリス・インタラクティブが世界20カ国以上を対象に行った調査によれば、日本の有休消化率は2008年から2013年まで6年連続で世界最下位だった。

しかしこの結果をもってしても、日本人の意識改革を促すのはなかなか難しいようだ。ツイッターには、

「マジか!」
「よし、長期休暇をとろう!」

といった声もあがっているが、

「これアメリカの会社を対象として調査らしいけど日本だと間逆な結果に本当になるのかだれか調べて欲しい」(原文ママ)
「休みを取る人が成功するんじゃなくて、休みを取れるほど効率的に仕事をしている人が成功するんだよ・・・という話の気がする」
「日本では特に中小企業においては経営者が余程優秀でない限りそもそも取れない。有給休暇さえ取れない会社がどれだけあるか……」
「昇進・昇給をしていないことは結果ではなく原因なのではないか? 高い評価を得られていないから、休暇を取らないのだとしたら全く意味は違ってくるよ」
「取らない人は取らないんじゃない、取り方、使い方がわからないんじゃないか?」

など、取得率と出世の因果関係を否定する声や、日米の企業文化の違いを指摘する声が相次いでいる。厚生労働省は、年次有給休暇の取得促進を目指し、パンフレットやポスターを作って啓発活動を行っているが、こういった現場の声を見る限り、取得促進への道はまだまだ険しそうだ。
(金子則男)

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