夏のおススメはハゼ釣り!

どう始める? 初心者の「海釣り」

2015.08.24 MON


ハゼ釣りのポイントは淡水と海水が混じり合う汽水域。東京なら江戸川や荒川、多摩川の河口など。ハゼはお彼岸に向かってだんだん海寄りに移動する
海や川に行くと楽しそうに釣りに興じる人々が…。あれを見ると「自分もやってみたい!」と思う人も多いのでは? とはいえ、何から始めればいいのかさっぱり。とりあえず港の堤防でも目指せばいいんでしょうか。『月刊つり人』編集長の山根和明さんにうかがいました。

「港の堤防ですか。確かに魚はいるんですが、いわば年がら年中餌付けされている場所なので魚も賢く、そもそも魚が堤防に近付いて餌を食べる時間帯は朝夕に集中します。暑い日中に漫然と釣り糸を垂らしても何も釣れないんですよ」

なんと! 炎天下の堤防で釣りをしているのは、釣りに慣れていない人というわけですか。じゃあ、どうすれば…。

「まずターゲットを絞らないといけません。それに応じて、釣り竿から仕掛け、餌、場所、季節、時間帯まで全部変わってきます。例えばアジやイワシは、回遊魚なので、まず釣れる場所を釣り具店の人に教えてもらって、早朝や夕方を狙って出かけなくてはいけません。釣り方も、1本の釣り糸が枝分かれしていくつも釣り糸がぶら下がった仕掛けを、魚の群れが通りそうな場所に落として待つ『サビキ釣り』。予想が当たれば群れがいなくなるまで釣れまくりますが…釣りとしての醍醐味は薄いのできっとすぐ飽きます(笑)」

もはや情報戦なんですね。でも爆釣だったら面白そうですけど…。

「やっぱり魚との駆け引きや、テクニックで差が出る釣りをした方が、末永く楽しめると思うんです。それでいうと夏の本当のオススメは、ハゼ釣り。夏のハゼは淡水と海水が混じり合う河口にいて、満潮間際であれば昼間でも釣れるんです。竿も仕掛けもシンプルで3000円もあれば準備できます」

早起きしなくて済むのは良いし、道具も安くて良いですね。

「ハゼ釣りの面白さは、ハゼが餌を食べた際の震動が竿を伝わってくる『アタリ』にあわせ、タイミングよく竿を引いて針を引っかけるところですね。上手な人でも3割ほど、初心者だと1割くらいしか成功しないほど、奥が深いんですよ」

それはゲーム性が高くて楽しそう。しかも東京なら釣り上げたハゼは江戸前ブランド。料亭でしか食べられない高級食材で天ぷらや唐揚げにすると絶品だそうです。とにかくこの夏は気軽に楽しめる「ハゼ釣り」で、釣りデビューしてみてはいかがでしょうか?
(熊山 准)

※この記事は2013年8月に取材・掲載した記事です

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