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BuzzFeed日本 業界も注目

2015.08.19 WED

噂のネット事件簿


ユニークユーザーは月間2億人以上、ビデオ視聴回数は月間15億回にのぼるという「BuzzFeed」 ※この画像はサイトのスクリーンショットです
ヤフーが8月18日、米バイラルメディアのBuzzFeedと合弁会社「BuzzFeed Japan」を設立し、今冬に“BuzzFeed日本版”(※媒体名未定)をオープンすると発表。ネット上で話題を呼んでいる。

BuzzFeedは2006年に設立され、現在アメリカ、イギリス、オーストラリア、ブラジル、カナダ、ドイツ、スペイン、フランス、インド、メキシコの10カ国で展開しているが、現地企業との合弁会社設立は初となる。

ヤフーによると、「BuzzFeedの持つソーシャルメディアと親和性が高いコンテンツ制作技術や『Yahoo!ニュース』の持つ知見やトラフィックを活かし、日本のユーザーのニーズに合わせたニュースメディア」を提供していくとのこと。翻訳記事に加えて日本でのオリジナル記事、インターネットカルチャー、ライフスタイル記事を中心に、ソーシャルメディアで拡散されやすいコンテンツを提供。「Yahoo!ニュース」への配信も行うという。

日本でも一時期“バイラルメディアブーム”があったが、その本家ともいえる「BuzzFeed」の到来とあって、関心を抱いたネットユーザーは多い。ツイッターにも、

「いよいよきたか~」
「今後の展開が楽しみ」
「BuzzFeedファンなので、この動きは楽しみ」
「Facebookがアメリカの様に絶対的でない日本進出で大型ポータルのヤフーと組んだのは正しい戦略だと思う。黒船来航で新メディアの競争が加熱するか要注目」(原文ママ)

など、何か新しいことが始まりそうな予感にワクワクする声や、BuzzFeedが日本進出にあたり、日本で圧倒的人気を誇るヤフーと手を組む体制は“正解”とみる意見が投稿されている。

具体的な内容についてはまだ明らかでないが、ニュース共有サービスNewsPicksには、BuzzFeedの日本進出に注目するコメントがメディア関係者から寄せられている。NewsPicks編集長の佐々木紀彦氏は、

「記者・編集者の手腕もさることながら、バイラルに優れたCMS(コンテンツ・マネジメント・システム)の活用、ネイティブ広告を担当するクリエーターの質が、ポイントになりそうです」

と、BuzzFeedが日本で成功するために何が必要なのかを分析。『メディアの苦悩』(光文社新書)編著者でJIAA(日本インタラクティブ広告協会)常務理事の長澤秀行氏は、

「やっとYahoojらしい本格的メディア事業提携だな。コンテンツ重視はいい。
コンテンツに人が集まらないければYahoojのビジネスモデル全体がダッチロールする。あとはコンテンツとアドの信頼度を守る仕組みの強化かな」(原文ママ)

と、ヤフー側の視点に立って意見を述べた。またGlobis Capital Partnersの湯浅エムレ秀和氏は

「バズフィードは徹底したデータ至上主義。自社開発したPulseを中心にバズるコンテンツの内容や拡散経路を研究している。日本においても、メディアの在り方、ビジネスモデル、編集方針を大きく変える黒船になりそう」

と、BuzzFeed上陸が日本のネットニュースに大きなインパクトを与えると予想している。はたしてBuzzFeedは、日本のネット界を揺るがす革命を引き起こせるか?
(花賀太)

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