なぜ整理券を配らない?運営側への不満も頂点に…

「若冲展」 ついに「320分待ち」に呆れる声も

2016.05.20 FRI

噂のネット事件簿


『若冲展』は5月24日まで。最終日までに「320分待ち」超えはあるのか ※この画像はサイトのスクリーンショットです
現在、東京都美術館で開催されている「若冲展」の人気が過熱。ネットには、目を疑うような行列報告が寄せられており、何らかの改善策を求める声があがっている。

「若冲展」は、江戸時代中期の画家・伊藤若冲(いとうじゃくちゅう)の生誕300年を記念して開かれている展覧会。動植物を繊細かつカラフルに描く一方、ユーモラスな表現も多い若冲は、日本よりもむしろ海外で高く評価されてきたが、近年にわかに日本でも注目され始め、“若冲ブーム”といっても過言ではないほど人気が高まっている。

今回の展覧会は、若冲の初期から晩年までの代表作89点が集結。若冲が京都・相国寺に寄進した「釈迦三尊像」3幅と「動植綵絵」30幅が初めて東京で一度にお披露目されるとあって、その混雑ぶりはもはや異常事態だ。ツイッターの現場報告を見ると、

「若冲展の待機列。公園入口の交番近くに、210分待ちの看板が出てました…」(5月16日)
「平日、雨の天気で260分待ちの若冲展、すごすぎる」(5月17日)

など、「雨」「平日」といった条件も無関係に待ち時間は伸び続け、65歳以上が無料となる「シルバーデー」(毎月第3水曜日)の5月18日には、

「10:45現在でついに320分待ち!!」
「若冲展、本日、シルバー無料デイだけど、一時、入場320分待ちって、一体、何なの? 5時間20分待ちは凄い!」

と、ついに5時間超えを記録。あまりの待ち時間の長さに、ツイッターには、

「待ってる間に映画2本観られるのか」
「えーと若冲展は『待ち時間の長さで世界記録を作ろう!』的なキャンペーンでもおこなわれているのでしょーか…?」
「ネットをしていない老人層に若冲展の混雑を知らせるには、もう、朝のnhkニュースの画面隅に『若冲展昨日の最大待ち時間240分』って出すしかない」

と、驚きの声が寄せられている。

そして一方では、

「ただ並ばせず、時間制整理券など配って近隣に客を放つ方が経済貢献するだろうに」
「整理券を出して、国立西洋美術館を見に行ってもらったり、すぐ近くにある東京国立博物館に行ってもらえばいいのに」
「何時間もただ突っ立って待ってるとか苦行かよ。整理券でももらってその間他の展示見ててもらうなり周囲のお店で時間潰してもらうなりしたほうがみんな幸せなのでは」

など、運営側に何らかの対策を求める声もあがっている。

確かに東京都美術館の周囲は、世界遺産に登録される見通しになった国立西洋美術館や、東京国立博物館、国立科学博物館、上野の森美術館、東京藝術大学大学美術館のほか、上野動物園、アメ横、不忍池、谷根千一帯など、見どころが尽きないエリア。あまりの行列で若冲自体のイメージを下げないためにも、整理券の配布は検討に値しそうだ。
(金子則男)

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