ネガティブな口コミに飲食店がブチ切れたものの…

食べログ口コミ 「削除認めない」判決に賛否

2016.06.07 TUE

噂のネット事件簿


客にとって口コミはありがたくても、店側は戦々恐々? ※この画像はサイトのスクリーンショットです
グルメ情報サイト「食べログ」への書き込みで損害を受けたとして、北海道のある飲食店が“口コミ”の削除を要求した裁判で、情報の削除を認めない判決が確定。これを巡って議論となっている。

その飲食店は2012年、「食べログ」に「料理が出てくるまで40分くらい待たされた」などの否定的なコメントを書き込まれたため、店舗情報や口コミの削除を求めて提訴。1審、2審とも訴えは退けられたが、最高裁は6月2日、飲食店の訴えを退ける決定をし、情報の削除を認めない判決が確定した。

「食べログ」の口コミを巡っては2014年に、“秘密の隠れ家”という営業方針を掲げるバーが、「意に反して情報を掲載された」として、「食べログ」に対し情報の削除を要求。大阪高等裁判所は両者に和解を勧告し(和解内容は未公表)、2015年には公開されていたバーの電話番号や地図は削除された。

今回の判決について、ツイッターには、

「レビュー気に入らないから削除は到底受け入れられないよなあ」
「何かを作る側の人間が自分に都合のいい肯定の評価しか受け入れないとかダメでしょ」
「色んな人の様々な角度の口コミがないと、食べログの利用価値なくなるもの。妥当な判決では」

と、批判的な意見だけを削除すべきではないとする共感するという声があがった。一方で、食べログのシステムについては、

「実際来店してない人も書き込めるんですけどねぇ・・・」
「同業者が嫌がらせしたり、行ってもいないのに否定的コメント書いたりするのは防げないって事だよね、これ。。」

など、問題があるという指摘も登場。また、店に対して、

「文句言ってる暇があったら、改善する努力すれば良いんじゃないの」
「店側は力をいれるべきところを間違えている。サイレントクレーマーに比べれば、改善提案をくれた人と考えられるのに」

という厳しいコメントも寄せられている。今回は主張が認められた形の「食べログ」だが、情報の信頼性の確保は、引き続き課題となりそうだ。

(金子則男)

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