ロシア・サンクトペテルブルグ発

男たちを熱狂させるレース、「ダッチワイフ急流下り」とは!?

2004.09.30 THU

アテネで各国が熾烈な戦いを繰り広げていた今年8月22日、ロシアはサンクトペテルブルグ近郊では、およそオリンピックの真剣さとはほど遠い競技大会が行われていた。「第2回 バブル・ババ・チャレンジ」である。

この競技は、人型のビニール風船につかまってラフティング(急流下り)しようというもの。風船といえば聞こえはいいが、いわゆる“ダッチワイフ”である。ヘルメットとライフジャケットに身を固めた総勢126人のいい大人が、口を開けっぱなしのダッチワイフにしがみつきながら川を流れていくさまは、何ともいえないインパクトと脱力感が…。

主催者のドミトリ・ブラヴィノフさんは31歳のプログラマーで、このレースは、「飲み会でのジョークをそのまま実現したもの」。アダルトショップの協賛を得て、昨年第1回を開催、今年で2回目だ。参加資格は「16歳以上、性別不問」とのこと。第1回の優勝者は、旅行会社を経営するアレクサンダー・コロリョフさん(45歳)。優勝賞品は「不謹慎で口にするのもはばかられる」ものだったという。今年は2位に甘んじたが、賞品の空気マットを獲得。もちろん、主催者のブラヴィノフさん自身も、迷彩色に塗られた「快速ロケット乳号」(昨年度は“デザイン部門”で優勝)でレースに参加、今年は堂々3位に入賞した。

我が国で業界トップのオリエント工業に問い合わせたところ“ダッチワイフ”という呼称は、今やジョークグッズの世界だけで、「実用」に耐えうるものは“ラブドール”と呼ばれているようだ。広報部・高橋さんは「これまで、素材としてはソフトビニールやウレタンが主流でしたが、4年ほど前にシリコン樹脂製が登場。人間の肌に近い柔らかさを再現できるようになりました。いずれにしても、ビニール風船タイプでのラフティングは大変危険」と苦笑する。

さあ、キミも来年の夏は、押入れの中の愛機に乗って「金」を目指さないか!?

関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト