今年こそ何か始めてみたい方へ

俳句で表現力を磨けば会議のプレゼン技術も向上?

2005.01.20 THU

国内の俳句人口は1000万人ともいわれ、また海外での人気も根強い。とはいえ、やはり多くの人にとっては「あー、俵万智が作ってるやつでしょ?」(それは短歌)ぐらいの認識ですよね。でも、実際にやってみるとこれが意外におもしろいらしい。

たとえば、社員全員で毎月句会を開催している出版社がある。「言葉を扱う仕事ということもあり、社員教育のつもりで企画。もともと親交があった俳人の石寒太さんにダメ元で指導をお願いしたらご快諾をいただき、1年ほど前から始めました」(牧野出版社長・佐久間憲一氏)。やはり出版社ならではの試みですよね? 「そんなこともないんですよ。投句(自分の句を提出する)や選句(他人の句を選ぶ)で、その句のどこがいいのかをきちんと説明する訓練は、会議などのプレゼン技術に直結します」。寡黙だった若手社員が、句会で饒舌に話すのを見て驚いたともいう。

また、飲料メーカーの伊藤園では89年から「お~いお茶新俳句大賞」をスタート。全国から募集した作品の中から選ばれた優秀作が、同製品の缶やペットボトルのパッケージに掲載される。「当時は大規模な広告宣伝費がなかったため、口コミで話題が広がるようなキャンペーンを考えました。緑茶の持つ “和”のイメージと日本の伝統文化である俳句を組み合わせたわけです」(事務局・住田勝氏)。応募数は第一回の4万句から昨年度は140万句と激増。肝心の商品売り上げも40億円から1031億円と応募数の増加に比例して伸びている。

では、そろそろ俳句を作りたくなってきたそこのアナタに向けて、前述の石寒太氏からひとこと。「要点を17文字でまとめる俳句は慌ただしい現代社会にピッタリ。まずは、5・7・5の中に季語を入れて定型で作ってみる。作ったら人に見せる。発表の場は新聞・雑誌・テレビなどほとんどのメディアにあるし、最近ではインターネット句会も盛んなので気軽に投稿してみてはどうでしょう」。

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