セダン、ミニバン、ステーションワゴン…

知ってるようで知らない?クルマのボディ名称の由来

2005.11.17 THU

男の子ならクルマのボディ名称を聞けば、いったいそれがどんなカタチかぐらいは、だいたい見当がつきますよね。でも「その名前って、元々どういう意味なの?」という質問には、答えられない人が多いのでは?

「ほとんどのボディ名称が、自動車のルーツである馬車用語からきている」と教えていただいたのは、法政大学で教鞭も執られる、自動車評論家の前澤義雄先生。

 例えばセダン。現在ではエンジンルームと、乗員室、そしてトランクが3つに分かれた車を指し、3ボックスとも呼ばれますが、こちらの由来は「御者(運転手)と乗客の仕切りがない馬車」から。語源は、「Sedre=座る」を意味するラテン語・ギリシア語だとか。ちなみにセダンはアメリカ表現で、イギリスだと大広間を意味するサルーンと呼びます。

そのセダンに対し、「御者台が外にあり、乗客室が2人乗りの馬車」を「クーペ」と呼んでいました。ご存じ、2ドアのクルマのことですね。こちらはフランス語。

次に今流行りのミニバン。まずバンが何を指すかというと、「荷物を運ぶ有蓋貨車」のこと。本来のバンは想像を絶するほどに大きい商用貨物車で、それを小さくして人をたくさん乗せられるようにしたのがミニバン。しかし日本では、5人乗りでも室内空間が広ければミニバンと呼ばれることも。

最後にステーションワゴン。そもそもワゴンは大型四輪馬車がルーツ。貨物車であるバンや、小型車のセダンに対し、より上質な馬車を指していたそう。ステーションワゴンは、その名の通り「駅馬車」。アメリカ西部開拓時代、町から町へとさすらう人たちの、移動手段であり生活の拠点でもあった大切な財産だったとか(イギリスでは資産や所有地を意味する「エステート」とも呼ばれます)。遊び心ある大人の男が、ワゴンに惹かれるのも無理はないわけです。

まだまだあるボディ名称の由来。わりと普通に英語辞典に載ってるので、興味のある人は調べてみては?

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