専門家や出版社に聞いてみました

「大安」や「仏滅」って誰がどうやって決めてるの?

2005.11.24 THU

「結婚式はやはり大安で」「仏滅だから日が悪い」。21世紀のIT全盛時代になってもよく耳にするトークですよね。

六曜(六輝)と呼ばれる先勝、友引、先負、仏滅、大安、赤口。じつは神道とも仏教とも無縁の民間暦で、室町時代に中国から日本に伝わったとされています。明治時代には「迷信である」として政府が禁止しましたが、これが逆に人気を高めることになり、第二次大戦後の大流行につながったようです。じゃあ日ごとの割り振りは誰が決めてるの? 六曜に詳しい専門家に聞いてみました。

「結論から言えば計算式によって自動的に決まります。旧暦では1月と7月は先勝、2月と8月は友引、3月と9月は先負、4月と10月は仏滅、5月と11月は大安、6月と12月は赤口から始まるというように朔日(1日)の六曜は固定。これを新暦に移し替えているんです」(女子美術大学・岡田芳朗名誉教授)。なるほど、じゃあ今年の12月1日は先負だから順番どおりいけば翌2日は仏滅…と思ったら大安!?

「12月2日は旧暦の11月朔日にあたるので、仏滅は切り捨てて旧暦のルール通り、大安から始まります」(同)

うーん、何となくわかりました。ところでみなさん、暦本は隠れたベストセラーでもあるって知ってましたか?“高島暦”発行元の最大手、神宮館に聞いたところ「分厚いものから薄型のものまで、シリーズを合わせた年間発行部数は約950万部。六曜や二十四節気のほかに、冠婚葬祭のマナーや日常生活の知恵なども収録されているので、核家族化が進んだ現代では若い人にこそ読んでほしいですね」(株式会社神宮館・木村依史社長)

たしかに巻末には「梅干しの黒焼きを砕いたものに熱湯を注いで飲むと風邪に効く」といった“お祖母ちゃんの知恵袋”的なコラムも。当たるも八卦、当たらぬも八卦の部分はさておき、読み物としての楽しみ方もある本なのでした。

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