下は800円から最高は2億まで!

昨今“福袋”の中身はすごいことになっていた!?

2005.12.22 THU

食品詰め合わせ(800円)、パリ・モナコでF1マシンの操縦体験(ペアで500万円)、自分の主演映画を撮影できる権利(1億円)etc…。このラインナップは何か?

聞いてビックリ、これらすべては何と日本橋三越本店(東京)が新春に売り出す福袋! 一般的に「在庫一掃を目的とした叩き売り」的イメージの強い福袋だが、ここ数年は各主要百貨店もバラエティに富んだ独自の福袋(高額福袋含む)を展開、昨今はだいぶ様相が変わってきているようなのだ。一体いつからこんなにゴージャスに?

「いや、いまほど話題にならなかっただけで、数億円の絵画などの高額福袋はバブルの頃からあるにはあったんですよ。昨今の高額福袋っていうのは、売れればラッキー、売れなくても宣伝にはなるといった百貨店サイドの戦略的側面もあると思いますね」

そう語るのは『福袋研究会』なるサイトの主宰で福袋評論家の恩田ひさとし氏。そもそも福袋っていつ頃から始まったの?

「福袋自体は昔からどこの百貨店も出していましたが、本当の始まりということになると、江戸時代に『大丸』が販売していた記録があるようですね」(同)

氏によれば、86年に『プランタン銀座』が、主力商品のひとつとして福袋にも力を入れ出したことを契機に流れが変わり、高額福袋を含め中身にこだわり出す百貨店(またはショップ)が続々登場。なかでも安定して高い人気を誇るのが土地付き一戸建てなどの住宅福袋で「大手百貨店の信頼感からか、毎回高倍率の抽選になる」のだそう。なんだか本来庶民的なものだった福袋が遠くに行ってしまった気がするが、主力は1~2万円の通常の福袋。在庫処分が目的のため、「暖冬の年はコートが2枚入ってたりする」こともあるが、各店舗ともお買得感の演出に凌ぎを削っている。また、百貨店以外では、原宿系ショップや渋谷109ブランドの福袋をめぐって若者が毎年熾烈な争奪戦を展開。福袋はお正月の風物詩なのね、やっぱり。

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