スピリチュアル系や占い番組が人気だけど

あれれ? ちょっと待って、“オーラ”ってそもそもなんなのよ!?

2006.02.16 THU

「あなたの前世は平安時代の貴族。オーラの色が紫で高貴です」なんてことを急に街角でいわれたって、まず信用しませんよね。でも最近、似たようなことを毎週テレビのなかで話し合ったり、ズバリいったりしてる人たちがいます。ゲームやマンガなんかでおなじみだったにしても、なんとなーく「オーラ」だの「守護霊」だの「前世」だの、本来とってもオカルトな言葉に、慣れてきちゃってません? でも、そもそもオーラって何だっけ、ということで調べてみると…。

オーラという言葉自体は、ラテン語でそよ風などを意味する「aura」が起源。それが転じて、生物が発する目に見えない生命エネルギー(のようなもの)をオーラと呼んでるようです。霊気、動物磁気、バイオプラズマなどなど、いろんな呼び名があるのですが、概念としてはほぼ同じ。中国の「気」も近いでしょう。ただし、肝心なのは、今までどんな科学者も、オーラなるものの実在を証明できずにいること。それをあたかもはっきり実在するかのように語る人たちがブーム気味なのは、よく考えたら少し妙ですよね。まあ日本の占いの類は、社会的な役割としては欧米のカウンセリングに近い、なんて話もありますけど…。

「自分の現状を把握し直し、解決法を探す糸口にする意味では、共通点はあるでしょう。しかし、占いと医療行為としてのカウンセリングでは、責任の取りかたがまったく異なる。占いの根拠は検証不可能ですが、医師には説明責任があり、治療の結果に責任があります」(精神科医・斎藤 環さん)

現在のスピリチュアル・ブームの背景にはどんな心理があるのでしょうか?

「いわば無根拠さが求められているのだと思います。当たっても外れても根拠がなくても、確信を持ってどんどん断言していく。人々はそこにある種の爽快さを覚えて、接近していくのかもしれません」(斎藤さん)

なんか、まるで小泉総理のことのようにも聞こえますよね…。意外とこのブーム、根が深いのかも。

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