熱帯魚よりカンタンらしい

錦鯉をマンションの水槽で飼ってみる?

2006.03.02 THU

大金持ちが庭の広い池で飼うもの。錦鯉ってそんなイメージですよね。“泳ぐ宝石”とも呼ばれ、品評会で優勝すると数千万円の値が付くこともあるため、バブルのころは投機目的で購入する人も多かった。

しかし、今ではペットとして水槽やマンションのベランダで飼う人が増えているんです。小平市の土屋観賞魚販売は金魚や熱帯魚のほかに錦鯉も多く扱うアクアショップ。同店の中田誠志さん(28歳)は言う。

「たしかに水槽で飼うお客さんは増えていますよ。ただし、大きいものになると80cmを超えるので、最低でも120cm程度の水槽は必要。錦鯉は意外と丈夫なんですが、水槽は水温の変化が激しく水も汚れやすいので、池で飼うよりは管理が大変ですね」(中田さん)

なるほど。実際に飼っている人にも話を聞いてみた。八王子市に住む岩澤寿夫さん(36歳)は、5年ほど前から自宅マンションの水槽で飼い始めたという。

「熱帯魚などと比べれば世話は錦鯉のほうがラクですよ。一番の魅力はやっぱり美しい模様。購入するときはお腹のほうの模様までチェックします」(岩澤さん)

そうなんです。本来錦鯉は池の上から眺めて楽しむものなので、価格も背中の模様(「紅白」「大正三色」「昭和三色」が御三家)が最重要視される。写真を撮る際も真上からのアングルが鉄則だ。ところが、水槽で飼う場合は横や下からのアングルで眺めることが多いため、チェックするポイントも異なるというわけ。

成長するにつれて模様が変わっていくものもあり、そうした変化を見守る楽しみもあるとか。『月刊錦鯉』編集部によれば、「愛好家は国内で約5万~6万人。各地方に愛好家サークルがあり、芸術品として海外への輸出も増えています」とのこと。

あなたも飼ってみる? ただし、大きくなりすぎて飼いきれないからといって、公園の池にそっと…なんてことはくれぐれもしないように。

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