かつて、東京の中心はアキバだった!?

これで見納めのレトロスポット交通博物館で“伝説”を見よう!!

2006.03.16 THU


秋葉原といえば、家電、パソコン、アニメにフィギュア…。今でこそ、マニアのターミナル都市と化しているこの街が、かつて都心と地方を結ぶ、文字通りの「ターミナル」であったことを、いったいどれほどの人が知っているのだろうか?

中央線、万世橋駅。日本銀行本店などで知られる、辰野金吾らの設計により建設されたその駅は、明治45年に開業した。すでに路面電車のターミナルとして栄えていた当地は、大正3年に東京駅が開業するまでの間、交通の要衝として帝都屈指の賑わいを誇ったという。ちなみに、現在の東京駅の設計も辰野金吾の手によるもの。万世橋駅がその下敷きである、とされている…。

なんて。鉄道ロマン口調は疲れるのでやめますが、要するに秋葉原にかつて、東京駅にも劣らぬ巨大駅が存在していた、というわけなんですな。というか、今でもその面影を偲ぶことができるんです。ってこと、知らなかったでしょ?

それが即ち秋葉原駅をはさみ、中央通りを電気街とは反対の方向にちょいと進んだ場所にある「交通博物館」。SLの実物のほか、自動車や船舶など交通に関する豊富なアイテムの展示で知られるこの博物館って、実はかつての万世橋駅を基礎として建設されたものなんです。行ったことがある人ならわかると思いますが、確かに建物内の雰囲気は、クラシック映画で見たようなターミナル駅のそれ。古きよき時代の鉄道や、レトロな自動車の展示も含め、本当に過去の世界に迷い込んだかのような錯覚にひたれる、実に素晴らしい東京の“秘境”なのですが…なんと! この5月14日で、移設のため閉館してしまうというんだから、まさに 行くなら今しかない 状態。しかも閉館を記念して普段は見られない万世橋駅の遺構も見学(要予約)できるんですよ。

かつての面影をほぼそのままに、70年近い月日を鉄道ファンとともに過ごした交通博物館。そのフィナーレを、ぜひあなたも祝ってあげてくださいな。

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