渋川、富良野に続く? 隠れへそフェス

へそ踊り名人減少で存亡の危機秋田のへそまつりに参加した

2006.06.22 THU

昔々、秋田の中心地に「河辺へそまつり」というお祭りがあったそうな。年に一度、旧河辺町(現秋田市)の辺岨公園に集まった村の衆らが、こぞって自慢の腹を突き出し、へそ踊りの芸を競いあったとか。しかし村の過疎化と高齢化で年々参加者が先細り、4年前にはいったん祭りを取りやめたのだそう。
「河辺をアピールしたり、住民のつながりを守るためにも、どうにか祭りを続けたい」と立ち上がったのが自治会長たち。しかし祭りが復活した今も、踊り目当ての見物客は増えながら、コンテスト参加者はふるわず、毎年存亡の危機に立たされているとか。

それを聞いて立ち上がったR25編集部。「秋田のへそまつりを救いたい!」と勝手な使命感を抱き、刺客を秋田に飛ばした。

6月4日開催の第20回の参加者は10組。県外からの参加は、R25代表のライター熊山1名という、完璧なアウェイ戦。

それでも勝算はあった。選曲はお子様との一体感を狙って『ぐるぐるどっか~ん』(NHK教育の体操曲)。腹のペイントは、自分の顔をモチーフにした。妖怪そっくりさんコンテスト(本誌5月25日号)で水木しげる先生にもご高評いただいた、あずき洗いフェイスで、秋田のナマハゲよろしくお子様をビビらせるって寸法だ。

ひたすら腰をグラインドさせるセクシーな動きで、優勝こそ逃したものの会場を沸かした者に送られるユーモア賞に輝いた。
「いやあ、都会の洗練された踊りは素晴らすかったすな(笑)。県外から参加していただいて、非常にありがたいことだす。今後も踊りの他に、辺岨神社へのへその緒奉納など、人と人との絆を大切にするお祭りに育てていきますので、来年もぜひ来てください」(実行委員会長の伊藤廣司さん)

ライバルの地元親父からは焼き鳥をいただくわ、お婆ちゃんからババベラ(ババがヘラで盛る秋田特有のアイス)はいただくわで、人のぬくもりにもホロリ。小さなお祭りを救いにいったつもりが、救われたのは、実はぼくだったりしてね。

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