実は今でも、全然OKなんですけど…

「スーツに帽子」スタイルってなぜ廃れてしまったんだろう?

2006.11.22 WED

ほら、今でもたまに見かけますよね?「スーツに帽子」のビジネスマン。大概の場合、お年を召した方だったりするのですが、似合っている人だと、かなりダンディで素敵です。そういや昔の映画やテレビに登場するビジネスマンも、基本はやはりスーツに帽子。一度そのスタイルを真似したい、って人も結構いると思うのですが…さて。なぜ今では「スーツに帽子」というスタイルが珍しい存在になったんだろう? 日本最古といわれる帽子界の名門ブランド「トーキョーハット」を扱うアパレルメーカーのオーベクスさんに尋ねてみると…。

「『髪型の多様化により頭を帽子で隠すことを嫌う人が増えた』『通勤電車の中では、かえって帽子が邪魔となった』など、その理由はいくつか挙げられています。ビジネスのスタイルがカジュアルになり、帽子までかぶる堅苦しい“正装”が廃れていった、という分析もあるようですね」(オーベクス株式会社の原田 喬さん)

とのことなのだが。無帽が常識となった現在を生きる僕らの感覚としては、むしろスーツに帽子のほうが、よほどオシャレに思えるんだなぁ、これが。

「正装としての帽子が廃れた一方、洒落たアイテムとしての帽子は脚光を浴びるようになりました。そのため、今の若い世代には、帽子が正装というイメージがないんでしょうね。とはいえ、スーツに帽子で通勤というスタイルは、今でも決してマナー違反ではないんですよ。むしろ、スーツの多様化にともない、以前より帽子が似合いやすい環境になっている、ともいえます。ちなみにマナー上、帽子の形に規定はないので、ハンティングでも問題はありません」

へぇ~。だったら、さっそく明日から…と言いたいところだが、やっぱり無帽の中に帽子がひとり、ってシチュエーションは勇気がいるよなぁ…。結局のところ、スーツに帽子の実践にあたり最大の障壁となるのは、日本人特有の無難な“横並び”志向ということなんでしょうかね?

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