家に帰ろうとした覚えはないのに…

「泥酔して昨夜の記憶はないのに家に帰れている」の謎

2007.02.15 THU

どんなにオトナになっても、酒ってついつい飲みすぎちゃうもの。時にはハメを外して記憶をなくすことも、ありますよね? 酔っ払ってから家路に着くまでの記憶がスッポリ抜けているのに、次の日目覚めたら自分のベッドだった…という経験がある方もいらっしゃるはず。そんなときは、頭の中にある“脳内ナビ”が働いてるって、知ってた?

これは正式にいうと“ナビゲーションニューロン”という脳内の神経細胞なのだが、いったいどんな仕組みになってるんだ?

「車のナビゲーションと同じです。通い慣れた道の風景に対応して『ここの信号を右に曲がれ』などと、頭の中で指示を出す神経細胞が人の脳内にはあるのです」(日本大学大学院総合科学研究科・泰羅雅登教授)

泥酔時には新しい記憶を作ることができず、翌日覚えてはいないが、眠らずになんとか動ければナビゲーションニューロンが働いて無事、帰宅できるというわけだ。人間の体ってつくづく便利にできてるのね。酒好きで有名ななぎら健壱氏は迷子になったことはなかったという。

「迷わないけど転んじゃうんだよね。骨盤骨折してたこともあったよ。全治どれぐらいかかったかって?その日の夜から飲んでたからわかんない」(なぎら氏)

「骨折してるのにお酒飲んで大丈夫…?」という疑問はおいといて、迷わず家に帰れるのはナビゲーションニューロンのおかげなのだろうか?

「そういう細胞が実際にあって作動しているとは思うけど、帰れるのは記憶があるってこと。ただ次の日覚えていないだけ。帰宅できるのは当然なんじゃない?」(同)

ちなみになぎら氏は、前夜のことを覚えていなくても記憶をたどらないようにしているそう。とりあえず家に帰れていれば、余計なことを思い出さない方が賢明なときもありますからね。


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