疲れているのに、なぜ下半身だけが元気!?

「疲れ勃ち」は子孫を残すためのDNAの命令というのは本当か?

2007.02.22 THU



イラスト:かわしまあきこ
連日の残業でヘロヘロなのに、なぜか下半身で気炎を吐いているヤツがいる。そう、男子のシンボルといわれる不肖の息子のことだ。疲れているはずなのに、なぜコイツだけ!? このミステリアスなヤツの行動は、多くの男子のあいだで謎とされてきた。

この謎に対する回答に「疲れすぎて生命の危険を察知したDNAが『子孫を残せ』と命令を下す」というものがある。広く流布されている人気のある説だが、その科学的裏づけとして、1.危険を感じると、ノルアドレナリンという神経伝達物質が分泌される。2.ノルアドレナリンは、心臓や血管を収縮させて、血圧が上昇する。3.血圧が上昇すると結果的にヤツにも血液が流れ込み、膨張する。…といった説明がなされている。なるほど、一見、理にかなっているが、専門家の意見を聞いてみよう。

「それは違いますね。ノルアドレナリンが分泌されると、興奮状態になりますが、逆に勃起は抑制されます。勃起させて戦う動物はいないでしょう。どちらかといえば、“朝勃ち”と似た現象と考えられますね。睡眠中だけど、脳は起きている状態を“レム睡眠”といいますが、非常に疲れているときはこの状態と同じ…肉体は、なかば眠っているんです。そして“レム睡眠”時に勃起することが多い。勃起は、一酸化窒素の分泌によって起こるのですが、何らかの作用で“レム睡眠”時にも一酸化窒素が分泌されているのでしょう。理由は不明です」(東邦大学泌尿器科・永尾光一氏)

“種の保存本能”説は、どうも俗説だった模様。夢があってよかったのに、残念だなあ。ちなみに先生、女子が生理前に性欲が増すというのは本当ですか(ドキドキ)。

「個人差があるのは大前提ですが、生理前の苛立ちを性行為で解消したいという心理が働く方もいるかもしれません」(同氏)

疲れているのに逆に勃つ男。生理前の安全日にしたくなる女。つくづく人間は自然に逆らう生物のようだ。どっかで進化を間違えたんですかねえ…。


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