ティッシュ箱で空気清浄化!?

光触媒の技術っていったいどこまで進んでるの?

2007.03.15 THU

ピカリと光を浴びただけで、空気をキレイにし、付着した汚れを落とすこともできる。さらに抗菌、防臭、防曇の効果まで持っている。そんな夢のようなテクノロジーが光触媒だ。てっきり未来のお話かと思っていたら、実はもう僕らの身の回りにたくさん出回っているんだとか。

光触媒には、大きく分解作用と親水作用の2つの働きがあり、主に前者を利用したのが、抗菌タイルや脱臭剤など。後者を利用したのが、ガラスのくもり止めなどだ。また、今月下旬には日本製紙クレシアから光触媒の技術を使ったティッシュ「クレシア ファブリー」が発売される。箱に酸化チタンを配合した紙を使っていて、これを部屋に置いておくだけで、シックハウス症候群の原因といわれるホルムアルデヒドを除去し、汗のにおいのもとになるアセトアルデヒドを分解するのだという。

さらに取材を進めるべく、光触媒の超親水性技術の発明に世界で初めて成功したTOTOさんにお邪魔すると。

「現在“光触媒”といえば、酸化チタンという物質の光触媒反応を指します。ただ酸化チタン自体はそれほど新しいものではありません。以前から白い絵の具など塗料や食品・化粧品の着色料として使われてきました。古いガードレールって触ると手が白くなったりしますよね。あれも、酸化チタン光触媒の作用のひとつなんです。あと、ホワイトチョコレートなんかにも入ってますよ」(TOTO広報部・松原さん)

えっ、そうなの!? 知らないうちに僕らは光触媒を食べてたってわけだ。でも、驚くのはまだ早い。

「いま弊社では光触媒を利用した新しいガン治療法の研究をしています。光(紫外線)を照射することで有機物を分解させるのが光触媒。だったら、その作用でガン細胞も死滅させられるかもと考えたのです」(同)

まだまだ実用化には時間がかかるが、確かにガン細胞を減らせるという。恐るべし、光触媒!


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