作品数は約490! 累計発行部数3億部超!!

ホントの赤川次郎をキミは知っているのか!?

2007.09.06 THU



撮影/島村 緑
7月3日、『週刊 赤川次郎』(テレビ東京・毎週火曜17時30分~18時)という番組が始まった。これは赤川次郎の短篇ミステリーをドラマ化したもの。担当プロデューサーは「赤川作品はシンプルな中にも魅力があり、時代を超えて映像化しやすい」と語る。

赤川次郎といえば誰もが知っている超有名作家だが、「中高生の頃に読んで以来、手に取ってないなあ」という人も多いのでは。調べてみると、今年で作家生活31年。作品数が約490(!)。累計発行部数は3億部を超える(!!)そうだ。

1948年、福岡県生まれ。中学時代に『シャーロック・ホームズの冒険』を読んで小説を書き始める。高校卒業後、就職。28歳でオール讀物推理小説新人賞を受賞。小説は“趣味”として続けようと思っていたが、2年後に『三毛猫ホームズの推理』が大ヒット。各社から執筆依頼が殺到したため、やむを得ず退職し、専業作家に…。

なるほど。しかし、果たして俺はホントの赤川次郎を知っているのか!? 自問しつつ、ご本人に直接会って話を聞いてきた。

「ユーモア・ミステリー専門と思われがちですが、ジャンルにこだわっていませんよ。その時に書きたいものを、時代の空気で、中学生が読んでもわかるように書いているだけ」

そして、こんな社会派の顔もあった。

「04年にイラクの戦闘が激化して90人以上が死んだとき、翌朝の新聞の一面はオリンピック一色。歳を取るにつれ、日本の社会や政治に対する不安が強くなってきました」

こうした危機感は、日本の未来を論じる『イマジネーション』や、若者たちに警鐘を鳴らす『大人なんかこわくない』、社会の矛盾を描いた『教室の正義』などの作品として発表されている。

最後に「小説以外の仕事にも手を伸ばしてみたくなりませんか?」と聞いたところ、31年にわたって猛烈なペースで“趣味”を続けてきた作家は笑いながら言った。

「いやあ、自分に何ができて何ができないかは知ってますからね」


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