お医者さんに聞いてみました!

エッチな気分になるとほんとに鼻血は出るの?

2007.09.06 THU

ムフフ…と鼻の下を伸ばしてエッチな本を読んでたら思わず鼻血が…。マンガではお約束のそんなシーンだけど、現実にそんな体験したことないよなぁ。実際、そんなシチュエーションで鼻血が出るなんてことはあるのだろうか? その謎を解明すべく、日本医科大学付属病院、耳鼻咽喉科の大久保公裕先生に聞いてみた。

「鼻血の7~8割は、鼻腔のキーゼルバッハという部位からの出血です。ここは血管が入り混じり、普段は粘液によって湿っているのですが、鼻をかみすぎたりして粘液が少なくなると、傷ついて出血するというメカニズムです」

じゃあ、エッチな気分になっても…。

「科学的にはないですね。ただ興奮するということは、顔面、および頭部に血流が集中することなので、原因としてありえなくもない。ただし高血圧で慢性的に鼻血が出やすい人に限って、ということです」(同)

うーん、やはりマンガ上の演出と考えるべきか…。でもいつからエッチ=鼻血という図式が成り立つようになったのだろう?

「それはギャグマンガ界の巨匠、谷岡ヤスジが1970年に少年マガジンで連載した『メッタメタガキ道講座』がきっかけでしょう。その中で登場した『鼻血ブー』というギャグが一世を風靡して日本中で流行ったんです」と語るのは、マンガ文化に造詣の深い、マンガ原作者の大西祥平氏。

「ただ当時は必ずしも性的な興奮だけじゃなく、ぶちキレたり殴られたりしたときにも使用されていますね。これが80年代に入って、鳥山明の『Dr.スランプ』『ドラゴンボール』、ちば拓の『キックオフ』に受け継がれ、性的な興奮を表す演出として成立しました」(同)

なるほど、鼻血吹きにそんな歴史があったとは。たとえエッチな本を読んでも「鼻血ブー」することはないということは分かったけど、まぁ最終的にはやっぱりティッシュは必須ということで。くれぐれもお忘れなく!


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