ポロッとこぼれる本音や人間性…

「やっぱり」は自己主張?口ぐせに隠れた深層心理に迫る

2007.09.20 THU



イラスト:佐野彩子(BLOCKBUSTER)
「なるほど」「やっぱり」「とりあえず」…。普段つい使ってしまう口ぐせですが、人によって違ったり、よく考えてみると結構不思議。そもそも口ぐせって何で言ってしまうの?

「まず、自分のリズムやペースを作るためということが考えられます。また、コミュニケーションにおける成功体験の積み重ねという側面も。例えば『すいません』とよく言う人は、周囲との摩擦を減らすために使うわけですが、これで様々な局面をくぐり抜けられたという経験により、口ぐせ化するのです」と教えてくれたのは、心理学の専門家である、目白大学の渋谷昌三教授。

じゃあ口ぐせによって、その人の性格もわかってしまうってことなのでしょうか? 精神科医の町沢静夫先生、教えて下さい!

「ある程度性格はわかりますね。例えば、『やっぱり』を多用する人は、受け身で人の意見を受け売りするわりに自己主張が強く、『とにかく』は、相手の意見を否定して自分の発言をしたがる自己中心的なところがあります。他にも『もちろん』→自信家、『ていうか』→周りの意見を気にしながら自分の意見を言う自信のなさ、などなど、口ぐせから様々な考察ができます」

いやはや、そこまでわかるとは…油断なりません。ところで、そんな口ぐせをついでに活用する手だてはないのでしょうか?

「上司や先輩との関係を円滑にする点で利用できるかもしれません。人には『ヒューリスティックな反応』といって、言葉の形に反射的に反応してしまう習性があります。叱られた時など、本心は別として『すみません』と言っておけば相手はとりあえず安心する、というのはこの作用によるものです。また、相手の口ぐせを真似ることで、相手との一体感を作り出し、好意を抱かせるという作用もあります」(渋谷教授)

おぉ…いいこと聞いちゃいました!

人の性格が分かったり、相手に好意を抱かせたりと、使い方によって意外な効果が得られる口ぐせ。う~ん、なかなか奥が深いです…。


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