スパイダーマンとかX-MENとか…

映画化ブームが続くアメコミ人気ヒーローの長寿のしくみ

2007.10.25 THU

『スパイダーマン』や『X‐MEN』をはじめとして、ヒーローもののアメリカンコミックを原作にした実写映画が続々と公開されている。ド派手なCG効果に加えてストーリーも作りこんであり、大人も楽しめる作品が多い。一方で、日本のヒーローものの映画といえば、比較的子供向けの作品が多いような…。この違いはなぜか?

「近年の話題作となっているアメコミ映画は、原作コミックの連載が40年以上も続いている長寿タイトルがほとんどなんです。子供時代にリアルタイムで原作を楽しんでいる層が多いことから、幅広い世代に受け入れられる土壌があると言えます」(アメコミに強いキャラクターストア・BLISTERの平林さん)

実はアメコミ界には、数十年前から連載が続いているヒーローがたくさんいる。その長寿の秘訣は、アメコミ独自の制作システムにあるんだとか。

「マンガ家が個人で作品を作り、その著作権も作者に帰属する日本のマンガ界と違って、アメコミ界では出版社が作品やキャラクターの版権を一手に保有しています。実製作は、ストーリーを考えるライターや、絵だけを描くペンシラーやインカーといった専門職のアーティストに細かく分業されており、彼らは作品ごとにそのつど編成されてチームを組みます。そのため、同一タイトルの作品が様々な作家の手によって複数生み出されるんです。例えば同じ『スパイダーマン』でも、年代によって絵柄やストーリーはまったく別モノになります」(同氏)

参加アーティストがどんどん新陳代謝していくことで、キャラクターに常に新鮮な息吹が取り込まれる。だから作品がいつまでも古びないというわけか。

おじいちゃん達が若いころから活躍していたヒーローが今でも現役ってのもスゴイ話だけど…。“伝説”となってしまうのではなく、いつまでも進化し続けられるアメコミヒーローって、すごく幸せなのかも。


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