「宇宙日本食」一般販売開始! ところで…

宇宙では味覚にも変化があるのかな?

2007.12.06 THU

「宇宙日本食」という、壮大なんだか家庭的なんだか、文字面だけではよくわからない食べ物を知っているだろうか?

これは、JAXA(宇宙航空研究開発機構)が主導し、日本の食品会社が開発にあたった、文字通り「宇宙で食べる日本食」。若田光一氏など、これからの日本人宇宙飛行士が快適な宇宙生活を営めるよう、栄養・衛生面はもちろん、味や食感といったクオリティ面まで配慮されているという。6月にはラーメン(日清食品)やサバのみそ煮(マルハグループ)など計29品が初の認定を受け、11月にはハウス食品開発のビーフカレーが「SPACE CURRY」と銘打ち一般販売を開始したため、ニュースなどで宇宙日本食を見かけた人も多いはず。

ところで。今回一般販売された「SPACE CURRY」の製品特徴を見たところ、少し気になるフレーズを発見したのである。

「(前略)地上とは異なる宇宙空間での生活をサポートするため、通常のレトルトカレーに比べてウコンやカルシウムを多く含み、スパイシーで味を濃くしました」

ウコンやカルシウムで栄養面が強化されているのは納得だが《スパイシーで味を濃く》とは? もしや宇宙空間では味覚に変化が起こるのだろうか?? JAXA内にある宇宙日本食事務局に尋ねると…。

「確かに宇宙飛行士たちの間では、地上より味の濃いものが好ましい、ということがよく言われています。科学的な根拠は、今のところ明らかになってはいませんが、一説では無重力の宇宙空間に滞在しているうちに体液が上半身に移動し、その結果鼻づまりに近い状態となり嗅覚がにぶくなるため、とも言われています」(事務局・中沢さん)

とのこと。鼻づまりが原因としたら、なんとも微笑ましい話だが、当の飛行士にとっては大問題。いい研究の活力源として、より美味しいモノを食べたいものね。カレーに続く、今後の一般開放が期待される宇宙日本食。少し濃いめのその味に、宇宙のロマンを感じてほしい。


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