ボクらのうんちはどこ行くの?

下水処理にポンプと微生物のふんばりを見た!!

2007.12.13 THU



撮影/小島マサヒロ
我々のうんちって、トイレでおさらばした後、どうなっているのでしょうか? 犬のフンを飼い主が処理しているところはよく見かけますが、我々のは実際どのような処理をされているのかよくわからないですよね。そこで、東京都下水道局の関さんにお話を聞いてみました。

「東京23区はほぼ100%下水道が普及していて、うんちは他の生活排水と一緒に、下水道管を通じて各地域の水再生センター(下水処理場)へ流れます」

なるほど。これは管内に溜まったりしないのですか?

「下水管には傾斜がつけてあります。水が高い方から低い方に流れることを『自然流下』といいますが、下水も同じしくみで流れています。ただあまり深くなると、建設だけでなく点検や掃除も大変なので、要所に『ポンプ所』を配備して、下水を高いところまで汲み上げています。そこから、再び自然流下で水再生センターに向かうわけです」

そういうしくみで流れていたとは…。ちょっとオドロキです。では、その下水を実際どのように処理しているのか。落合水再生センターへお邪魔し、現場を見せていただきました。

「まず大きなゴミや土砂を取り除いた後、細かい浮遊物を沈殿・分離させます。次に、ゴミや汚れを食べる微生物が活動する『反応槽』という池に流し込み、空気とともに6~8時間ほどかきまぜます。うんちはこの段階で処理されます。この後、徐々に汚泥と上澄みにわかれるので、キレイになった上澄みを塩素消毒して川や海に放流しています」

意外にも主役は微生物。実は川にある岩のヌメリもそれで、汚れを食べて川を浄化しているのだとか。下水道はこの自然のしくみを取り入れ、水をキレイにしていたわけですね。こんな“小”さな存在が、我々の“大”を処理しているのでした。


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