すでに1億画素の機種もある!?

デジカメの「画素数」って多いほどいいものなの?

2008.01.10 THU



イラスト:藤田としお
あっちでパシャリ、こっちでパシャリ…と、年末年始にかけ各地で大活躍したに違いないデジカメ。昨年末には有効画素数1000万超で、実売2万円前後という機種も登場し、今年のデジカメ界はいよいよ“10メガピクセル”が、ひとつの基準となりそうな気配だが。こうした時流の中、ふとこんな疑問を抱く人も多いのでは?

「いったい、デジカメの画素数ってどれくらいまで増やせるものなんだろう?」

この疑問に直球で答えるならば…。画素数なんてのは、実はいくらでも増やせるのである。現にプロ用のデジカメには、1000万どころか1億以上の画素数をもつ機種だって、すでに登場しているんだから。

ただし。ここで注意してほしいのが、デジカメにおける「画質と画素数」の関係だ。そもそも、デジカメの「画素数」とは、被写体(の明るさ)を捉える部品(受光素子)の数を指すことが多い。わかりやすく言うと、受光素子のひとつひとつが、画像を構成する“点”にあたるといってもよい。画素数の多さが画像の“きめ細かさ”に比例する、といわれるのはこのためだ。

となるとやはり、画素数が多いほど高画質に思えるが…。実際には数とともに受光素子の性能も、画質を左右する鍵となる。受光素子は「CCD(またはCMOS)」などと呼ばれる部品の上に並べられる。しかし、一般的な小型デジカメの場合、コストや本体サイズの制約から、CCDのサイズが限られるため、受光素子を小さくすることで画素数を増やしている。小さな受光素子は、大きなものに比べ性能が劣ることも多い。つまり、高画素数=高画質と一概には言えないのだ。ちなみに先ほど紹介した1億画素のデジカメは、通常の35mmフイルムよりもはるかに大きいCCDを採用している。もちろん、小さくても高性能な受光素子も登場しているし、他の部品の性能で、画質を補っている機種だって数多くある。画素数だけでなく価格と欲しい機能のバランスも考えて選ぼう。


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