エコマークとかグリーンマークとか…

なんでこんなに種類があるの?“環境ラベル”解体新書!

2008.02.28 THU

国際的にもエコに関する意識が高まる昨今。環境ラベルというものがあるのをご存じだろうか。これは、環境保全や環境負荷に配慮した製品を普及させていこうという動きから始まったもので、81年という早い時期から古紙を原料に再生利用した製品につけられるグリーンマークが登場していた。環境ラベルは、ISO(国際標準化機構)によって、運用規定を定めているが、市場にはじつにたくさんの種類があり、消費者は混乱しがちだ。これらの違いについて、(財)日本環境協会の大島美保さんに聞いた。

「環境ラベルを大別するとタイプI、II、IIIの3つに分けられます。タイプIは第三者機関が審査、認証しているラベルで、日本では唯一、エコマークが挙げられます。タイプIIは事業者や業界、自治体が自己基準で宣言しているグリーンマークなどで、これがもっとも種類が多い。そしてタイプIIIは製品の環境負荷の定量的データを表示しているエコリーフ環境ラベルです」

第三者機関が認定しているタイプIのエコマークとタイプIIIのエコリーフ環境ラベル以外は、基本的に自己基準で環境配慮を主張するものなので、企業や自治体が自由に設定できるという。そのため、いくつマークがあるのかも把握できていない。環境省のサイトに掲載されている日本の環境ラベルだけでも95種類。膨大すぎるし、消費者がわかりにくいということで、今年1月、環境省は環境表示ガイドラインを発表した。あくまで企業などの自主的な改善を目的にしているが、何がどうエコなのか明確な表示が求められることになりそうだ。

消費者が製品やサービスを選ぶ際に、環境負荷が小さいものを優先して買うことをグリーン購入という。グリーン購入を判断するひとつの目安が環境ラベルといえるだろう。一部で環境表示偽装が問題化するなか、自己基準のみによる環境ラベルは見直しを迫られている。わかりやすい表示はもちろん、各企業には注意をはらって使用していただきたいところだ。


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