これがホントに国の道!?

「国道」ならぬ“酷道”って?実際に“R25”を走ってみた

2008.03.19 WED

一般的に「国道」というと、道幅が広くてきれいに舗装された道路を思い浮かべるのではないだろうか? しかし、全国に459本ある国道の中には、そんな概念を軽~く覆してしまう、酷い状態の道が存在するのだ。そんな国道らしからぬ道を「酷道」と呼び、走破することに情熱を燃やす酷道マニアが、現在ネットを中心に増えている。2月には『酷道をゆく』(イカロス出版)という酷道ガイド本が発売されるなど、ひそかなブームとなっている。国道サイトを運営する松波成行さんに、その魅力を聞いてみた。

「『酷道』というジャンルが認知されてきたのは、インターネットが普及した90年代後半頃からですね。酷道走行の面白さは、国の道だというのに、崖っぷちギリギリの山道だったり、アーケードの中を突っ切っていたり、予測もつかないような展開が次から次へと降り掛かってくるギャップにあります。『本当にこれが国道なのかよっ!?』って突っ込みを入れながら走るのが楽しい。酷道は、実は日本中にたくさんあるので、一度ハマるとまた次の道を制覇したくなる、奥の深い世界なんですよ」

というわけで、『R25』と名前も同じ、国道25号を走ってみることに。25号は、大阪市と三重県四日市市を繋ぐ「名阪国道」と並走している道路だ。スタート地点は大阪の御堂筋。こんな大通りが酷道になるなんてと思いきや、奈良県天理市に入った辺りで様子が一変! 山道を抜け、集落の私道のような道が広がる。「え~!? これ、ルート間違えた?」と、もう不安でいっぱい。さらに進むと、採石場へのダンプの通行で、アスファルトにボッコボコと穴が開きまくり、まるで砂利道。車は上下に大きく振動! 「もう、お家に帰りたい」。しかし、約150kmの道のりを半日かけて走り終えると、なんとも言えない達成感が。

酷道とは、大人の冒険心を刺激する最後の秘境なのかもしれない。国道25号とその周囲の風景に、じんわりと愛着心が湧き出るのであった。


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