お花見の季節ですが…

急性アルコール中毒で倒れた人への的確な応急処置を知りたい!

2008.03.28 FRI


こちらが回復体位。「倒れている人を横にして両ひじを曲げ、上になっている手を顔の下に入れます。頭を後ろに反らせて、口元を床面に向けましょう」(前田さん)。急性アルコール中毒以外でも、意識が朦朧(もうろう)としている場合などにはこの体勢が有効だそうです。 提供/東京救急協会
お花見シーズンが到来! 美しい桜の下での飲み会は、いつも以上にテンションが上がってしまうもの。

でも、ハメを外しすぎた友人が、ベロンベロンに酔っぱらって倒れちゃった! 呼びかけてみても反応はなし。

ちょっとこれってやばいんじゃ。こんな時、一体どうすればいいの? 東京消防庁救急救命士の前田貞樹さん、助けて~!

「『息はあるけど反応がない!』という場合は、回復体位という姿勢をとらせてください(図を参照)。仰向けのままで放置してしまうと、舌が喉に落ち込んで息ができなくなったり、吐いた物が喉に詰まって窒息する危険があるんです。このため、体を横向きにして、頭を反らせて空気の通り道を確保し、嘔吐(おうと)しても吐しゃ物が自然に外に流れ出るようにします。姿勢を安定させるために、上の足のひざを曲げて、腹部に引き寄せておくのがポイントです」

仰向けのまま寝てる人ってよく見かけるけど、これってNGだったんですね。って、おえぇ~!この人、寝ながら吐いちゃってますけど、どうしましょう?

「吐いてしまった場合は、口の中に残っている吐しゃ物が逆流しないように、ハンカチなどを使って外にかき出してあげましょう。コンビニの袋を手袋代わりにすれば、吐しゃ物に直接触れることも避けられますよ。また屋外の場合は、体が冷えないように毛布をかけるなどして保温することも大切です。酔いつぶれてしまった人を放置せず、誰かがちゃんと付き添って、目を離さないようにしてください。少しでも普通じゃないと思ったら、すぐに救急車を呼びましょう」

はい。吐しゃ物の処理も、人の命を考えればヘッチャラです(涙)。今後、急性アルコール中毒にならないために、注意するべきことってありますか?

「無理して飲み過ぎないように、自分の飲める量をちゃんと把握しておくことが大切です。また、空腹の時はお酒がまわりやすいので注意が必要ですよ。当然ですが、飲酒の無理じいや一気飲みは大変危険ですので、絶対にやめてくださいね」

周囲に惑わされず、自分の飲酒量をしっかりコントロールするのも大人のマナー。楽しい飲み会が一転して病院送りになんてことにならないように、適度な飲酒で楽しいお花見を!

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