やはり映画の影響!?

千葉真一に聞いてみた! なぜアメリカ人は忍者を恐れるのか?

2008.09.12 FRI


今回お話を聞いた千葉真一さん。『魔界転生』『戦国自衛隊』など日本でのヒットはもちろん、アメリカや香港での役者としての評価も非常に高い。現在、後継者を育てるために京都で国際俳優養成学校を設立
今年6月、アメリカのニュージャージー州で「街で忍者を見た!!」という目撃情報があり、付近の複数の小学校が一時閉鎖される事件が起きた。なんともキテレツな話だが、忍者の正体は近所の中学で行われる仮装大会に遅刻してウロウロしていたキャンプ生活の指導員だったというオチ。

ちなみにその時の彼の服装は、黒い空手着にプラスチックの刀を装備。そんなお粗末なコスプレで、アメリカ人たちは大騒ぎするの? そんなに忍者が恐いのだろうか?

「アメリカ人は忍者のことを、ニヒルなアンチヒーローだと思ってるよ。見えないほどのスピードで動き、鍵がかかってる場所にも簡単に入っちゃう。そして標的をカタナで暗殺しちゃうんだから、やっぱり怖いよね」(29歳男性・アメリカ人)

ちょっと忍者が大変なことになっているような気がしないでもありませんが。

ここは忍者界のカリスマに話を聞くしかない! というわけで、かつて忍者ドラマ『影の軍団』の服部半蔵役で忍者ブームを起こし、『キル・ビル』など数多くのハリウッド作品に出演している俳優の千葉真一さん(現在はJJサニー千葉に改名)に、アメリカの忍者事情について伺いました。

「ほとんどのアメリカ人は、本当の忍者がどういうものなのかを知らないですね。超人、格闘家、殺し屋、ヒットマンそんなイメージでしょうか。数あるアクションヒーローのひとりという感じです。舞台が現代のものも多いですし、衣装も歌舞伎のようでした。なんといっても、派手なスタントが好きな国ですから。長い日本の歴史の暗部で、諜報活動や暗殺を中心に命をかけて戦ってきた本物の忍者とは程遠いイメージですね」

そういえば、アメリカで放映されていた『ミュータント・ニンジャ・タートルズ』も舞台は現代だし、忍者とは思えない姿で、エイリアンと戦っていたなぁ。

「やはり本当の忍者の姿を知ってもらいたいので、今、ハリウッドで本格的な忍者映画の企画書を出しています。もちろん主演は日本人です。日本人が演じる、ということに意味がありますからね」(千葉さん)

おお、それは楽しみな話です! アメリカ人の話ばかりしてきましたが、実は日本人も忍者についてはあまり知らないのが現状なのかも。今度の映画で、忍者への理解が深まればいいですね。

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