犬にもあくびはうつるらしい…

貧乏ゆすり、溜め息、あくび…「なんとなく伝染」のナゾ

2008.10.23 THU



写真提供/AFLO
「ふぁ~あ」とあくびをしていたら、同じく隣にいた犬まであくびをした。これって偶然?と思ったら、英国在住の日本人研究員らの報告によると、あくびは犬にまで伝染するらしい。しかし、そもそもあくびって、なぜ伝染するんでしょうね。そういえば、貧乏ゆすりや溜め息なんかも、なんとなく伝染するような気が。いったいどんなメカニズムが働いているんでしょうか。文京学院大学人間学部心理学科の松田浩平教授、教えてください~。

「子供のころから人間は、他人の様々な行動を真似しながら成長します。心理学では、それを模倣行動といいますが、自我ができていく過程でネガティブな模倣は次第に抑制されていくんです」

これをやってはいけないと、だんだん意識してくるわけですね。

「ただ、社会的にそれほど問題にならない行動は模倣への抑制が弱いんです。とくに、あくびなんて生理的なものでもありますから、本来しょっちゅうしたいものなんですよ。あくび、貧乏ゆすり、溜め息すべてストレスに関係してますよね。でも、人目が気になるから抑制しているわけです。それを他人がやっているのを見ると、自分に内在していた欲求が喚起されるんですね。これは触発行動と呼ばれます」(同)

なるほど。ところで、バリバリ仕事してる人が隣にいると逆になえちゃったりもするんですけど、ポジティブな行動はうつりにくいんですか。私だけ?

「う~ん。どちらがうつりやすいのかは、ハッキリとした結果を示すデータがありません。ただ、たとえばゴミを拾う人を見たら、それに影響を受けてゴミを拾ったりするでしょう。ポジティブな行動だって触発されますよね。仕事でも、競争によってやる気が喚起される人もいます」(同)

ごもっとも。ネガティブな行動にばかり意識がいきがちだからそう思うのかも。これからは、前向きな行動で人を触発させなくちゃいけませんね!


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