日本人の声が低くなったみたいだけど…

高音&低音ボイスを操れば印象UPはできるのか?

2008.11.06 THU



イラスト:パパイヤ檸檬
声研究の第一人者である日本音響研究所所長の鈴木松美先生が調査したところによると、ここ50年ほどで、日本人の声は徐々に低くなってきているとか。

「男女ともに身長が伸びて体格がよくなったので、日本人の声は全体的に低くなりました。声の高低は1秒間に声帯が振動した数によって決まるのですが、身長が高い人ほど声帯が大きいので振動数が少なく、声が低くなるのです」(鈴木松美先生)

ただし声の高低は、体格だけでなく、顔の形や、その人が置かれている環境によっても左右されるので、身長が高いから声が低いと一概には言えない部分もあるのだとか。ところで、僕らビジネスマンも、人に与える印象が大切。クライアントや上司に自分の存在を深くアピールできる声の出し方があるのなら、ぜひとも知りたい! そもそも声の高低で人の印象は変わるもの?

「高い低いだけでは印象は変わりませんね。相手を引きつける話し方には5つのポイントがあります(註:下表を参照)。一番重要なのは、腹式発声法で声を出すこと。のどからではなく、お腹から出した声は、ハッキリしていて聞き取りやすく、人が一番聞こえやすい音程に声を集めることができるのです」(同)

さらに話す速度やイントネーションなどに気をつけて話せれば、完璧だという。

「強調したい部分は大きな声で、ゆっくり発音したり、子音をハッキリ発音して声にメリハリをつけるようにして話すと、人の興味をそそるような声の演出をすることができます。政治家やアナウンサーなど、いわゆるプロの方は、これらの方法を経験的に熟知していて、自分の声を自在に操っているのです」(同)

なるほど。人を引きつけるためには、それなりに発声法を訓練しなければいけないというわけか。いくら声がよくても、ただ単調に話すだけでは、肝心なことには耳を傾けてもらえないんですね。


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