表情の変化を認識する技術も!?

デジカメの「顔認識」ってどんなしくみなのかな?

2009.02.12 THU



イラスト:ハマダミノル
最近のデジカメ界で、いちばんのトレンドとなっている機能といえばズバリ「顔認識」。読んで字のごとく、撮影画面内にある「顔」をカメラが自動認識し、そこにピントを合わせてくれる便利機能である。昨年ごろからは、ただ「顔」を認識するだけにとどまらず、「笑顔」になった瞬間にシャッターを切ってくれたり、特定の「顔」を優先しピントを合わせてくれる個人認識機能など、ものすごい進化を遂げている。ところで、この「顔認識」。あんなに小さなデジカメが、いかにして画面の中から人間の「顔」を認識しているのだろうか?

「顔認識の技術には、いくつかの種類があり、デジカメのメーカーごとに採用する技術が違います。基本的には、あらかじめ集めておいた『顔のデータベース(顔辞書)』と、画面内にある顔と思われる物体を照合し、まゆ、目、鼻、口といったパーツの位置関係を確かめ、顔かどうかを判断している、と考えてよいでしょう」(デジカメ専門誌『デジキャパ!』編集部・河野氏)

顔辞書が存在するということは、その中に笑顔、泣き顔など表情のバリエーションも含まれている、ということなのだろうか。

「表情の認識は、通常の顔認識に加え、顔の動きの変化を読み取っています。目元、口元など表情により変化のある箇所(特徴点)の動きを追跡し、笑顔になる動きだと判断したときに、シャッターを切っているわけです。当然、同様の技術で笑顔以外の表情を認識することも可能なはずです」(河野氏)

そもそも「顔認識」の技術は、セキュリティのために個人を特定する『生体認証』技術のひとつとして開発されたもの。それをデジカメに応用している。そのためか、詳細なしくみや技術については、非公開としているところが多いそうだ。また、顔認識の精度は採用する技術のほか、デジカメ自体の処理速度や空きメモリ量によっても左右されるらしい。自分の顔が認識されずに凹んでいた人も、これでちょっと安心できるんじゃないかしら?


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