ダイエットで胃が小さくなるとか…

満腹の度合いは胃の大小で決まるの?

2009.03.12 THU



イラスト:榎本俊二
空腹時のガッツリメシ。男ならついやっちゃいますよね。でもそんな生活を繰り返していると胃が大きくなって食べる量もどんどん増えるって聞いたことがあるような。だけど、胃って本当に大きくなったり小さくなったりするのだろうか?

「食べたものはまず胃にたまるので胃は拡張しますが、食べ物を消化したら大きさは元に戻ります。胃の拡張率には個人差があって、大食いの人は拡張率が大きいのです。胃の拡張率は遺伝的な体質で決められていますが、食習慣にも影響されます。例えば、大食い競争に勝つために訓練すると胃の拡張率は大きくなります。逆にダイエットを続ければ胃は縮小化し、食べられる量が少なくなります」(東京神経科学総合研究所・川野仁博士)

やっぱり胃の大きさは変わるんですね!

「ですから、時間をかけて食べる量を減らしていけば、ある程度の満腹感を得ながら無理なくダイエットすることができます」(同)

ではその満腹感はどんな仕組みなのか?

「満腹感を認識するシステムはひとつではありません。まず胃が拡張すると、胃に分布している迷走神経が満腹の情報を脳に知らせます。また、食物中の糖分が分解されて生じたぶどう糖が血液によって脳に達しても満腹感を感じます。これは、いわゆる血糖値が上昇している状態です」(同)

実は、つい僕らが「食べ過ぎ」てしまう理由は、このふたつの満腹認識システムの時差も関係しているのだという。

「胃が満腹になるのは早い人で5分くらい。この刺激は神経性なので長続きせず、収まればまた食べられるようになります。しかし血糖値が上がるのには15分~30分かかります。だから早食いをすると、血糖値が上昇して満腹を感じる前に過食を招きやすいのです」(同)

カノジョや友人などと会話を楽しみながらゆっくり食事をすることが、食べ過ぎを防ぐにも理にかなった方法だったんですね。


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