2次元のメイクアップアーティスト

フォトレタッチの凄ワザ師に“修正”と“整形”の境界を問う!

2009.03.19 THU


普段から目にする機会の多い、様々な広告のモデル写真。プロカメラマンが撮影したものだからクオリティが高いのは当然だが、さらにレタッチャーと呼ばれる写真加工技師が画像修正ソフトを使って修整を加え、ようやく完成することも多いとか。いわば、レタッチャーは二次元のメイクアップアーティスト。そんな彼らの手で、筆者はどこまで二枚目に変身できるのか? レタッチャー・斉藤隆一さんにテクニックを披露していただいた。

「まず最初に、気になる吹き出物などを顔のキレイな部分からパーツを持ってきて取り除きます。そして、目のクマやほうれい線の影を明度の調節で薄くすれば、実年齢より若く見えますよ。ただ、やりすぎると立体感がなくなるので要注意。あとは、髪や眉毛を削って、整えれば完成です」

おお~っ! たった1時間でこの出来映えとは恐るべし(上写真参照)。これは、お見合い写真に使えるかも!? そこで、さらに上を目指して修整をお願いすると。

「これ以上、顔の輪郭などに手を加えると 整形になってしまいます。レタッチはその人らしさを失わずにビジュアルの完成度を高めるのが基本。当事者が気にしているホクロでも、その人の特徴を表しているなら手を加えないのがベストです」

自然な印象を残すことが大事なんですね。そういえばキャバクラ嬢の写真を見ると実物とはかなり違うことがありますが、あれは大胆な修正が入った結果かも!? さらにレタッチは人物だけでなく、風景やモノにも広がっているとか。

「広告で使う風景写真はたとえば雲の位置や形を変えるなど、より印象深い雰囲気の写真に加工していきます。時計などの商品写真はまた異なり、ピントをパーツごとに合わせた写真を合成して、一発撮りでは難しい全面にピントの合った鮮明なものを作るなど目的ごとに方法も変えていきます」

レタッチはすでに様々な媒体で浸透している模様。現代は写真加工がもはや当たり前の時代なのかも!?


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