グーグルアースで遺構を発見!?

1万2000年前に海底に沈んだアトランティス大陸の謎

2009.04.09 THU



写真提供/AFLO
今年の2月、英国の航空技師が「Google Earth 5.0」でアフリカ沖に街路跡らしきものを発見。それが世界中で、伝説の島『アトランティス』の発見なのでは? と話題になった。事の大きさにグーグルは渦中の跡を「海底調査の跡」と否定したが、もし伝説の発見なら何とも夢のある話。そこでアトランティス伝説がどんな伝説なのか、『世界一おもしろい海洋博物館』の著者、中江克己さんに聞いてみた。

「アトランティス伝説とは、今から約1万2000年前、現在のジブラルタル海峡の西にアトランティスという巨大な島があり、そこに高度な文明を持った王国が存在したという伝説。この国はあまりにも栄えたため、国王も人々も堕落。それが神の怒りに触れ、大地震・大洪水を起こされ、一昼夜にして島ごと沈没したとされています」

この神の怒りに触れるほどの文化は、豊富な穀物、果物、香料の収穫ができ、金や銀、金に次ぐ希少な金属「オリハルコン」をも産出する、アトランティス大陸の恵まれた大地により育まれたという。それを背景にアトランティス王国は多数の戦車や軍船を抱え、100万を超える兵士を持つ巨大な軍事国家を築き上げたそうだ。この話は、古代ギリシャの哲学者プラトンが自著で紹介し広まった。19世紀ごろからは歴史家などから所在についての諸説が唱えられ、地中海説、黒海説、北海説、南米説、約1万2000年前に太平洋に存在したという伝説の大陸「ムー大陸」と同一説などが挙がった。ただ、いずれも証拠は出てきておらず、一般的には伝説との見方が強いらしいが。

「とはいえ、トロイやポンペイなど何千年もの間、神話にすぎないとされてきた古代都市が発掘された例はあります。このような前例があるため、アトランティス伝説は今なお多くの人を魅了しているのでしょう」

いまだ存在の有無は未解明だが、夢物語とも言い切れないアトランティス伝説。どうやら信じるか信じないかはあなた次第のようだ。


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