ベッドインは立会人のもとで…!?

江戸時代、セレブに大流行!?新婚初夜のヒミツの作法

2009.09.24 THU



イラスト:西アズナブル
お上品にいうところの「授かり婚」が、市民権を得つつある今日このごろ。さすがに「結婚式が終わるまでは清い関係で!」と決意しているカップルも少ないとは思うのだが。いざ、その場を迎えたならば、やっぱりドキドキしてしまいそうなのが、いわゆる初夜というもの(キャー)。

初の文字がつく以上、いつもの夜と同じでは申し訳ない気もするが、さりとて結婚に関するイマドキのマナー本を参照しても、さすがに『正しい初夜の過ごし方』までは載っていない。そもそも、初夜の正しい過ごし方なんてあるのかねと思い調べたところ。なんと、あったんです。しかも、これがなんとも摩訶不思議!!

まずは、ベッドイン前の儀式「床盃」。東枕に敷かれた寝具がある部屋で、まず夫が冷酒を一杯。その盃を妻が受け取り一杯。さらに夫がもう一杯、と3回盃を渡しあう。

次に、ベッドインの儀式「床入」。あらかじめ用意されている、穂長(ウラジロという植物)と青い石が3つ入った盥で手を洗った後、妻が先、夫が後となり寝具に入る。このとき、寝具の周囲には安産の象徴となる犬の置物(犬張子)や、イザナギノミコトにセックスのしかたを教えたという鶺鴒の置物(屏風の場合も)、といったアイテムを配置しなければならない。ちなみに、ここまでの儀式は立会人(媒酌人の奥さんなど)のもとで行う、というのだからかなり気まずい。

そしてようやく、2人きりとなるわけだが。なんと、その後にも立会人が登場。ちゃんとセックスができたかどうかを伝え、それを宴席で待ち受けていた人々に発表してもらわなければならないのである。以上、これぞ江戸時代に流行した「水嶋流」という、礼法で知られる小笠原流の一派が示した由緒正しき初夜の過ごし方。武家や貴族の格式に憧れた、当時の民間セレブがこぞって取り入れたという。「一生に一度のことだから完璧な結婚式を挙げたい!」と願うカップルの皆さん。より完璧を目指すなら、ここまでやってみる??


関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト