

就活市場のあらゆる“ミスマッチ”にメスを入れる!?
“勘と経験”の新卒採用に終止符を。オファー型就活サイト・OfferBoxが「ミスマッチ解消」を宣言
新R25編集部
企業が直接学生にアプローチできる“攻めの採用スタイル”が話題の新卒オファー型就活サイト・「OfferBox(オファーボックス)」。
令和の就活生のあいだで注目されている就活サイトだそうですが…“オファー型”という採用スタイル、あまり聞きなじみがないという方も多いのでは。
本当に“理想の学生”に出会えるの? たとえオファーを送ったとしても、学生にフルシカトされるのでは…? など、採用担当者目線での不安はつきません。
そこで新R25は、OfferBoxを運営する株式会社i-plugに直撃! OfferBox担当者にお時間をいただき、同サービスについてがっつりツッコミを入れてきました。
採用の“ミスマッチ”に頭を抱えたことのある人事担当者は、必見です。
〈聞き手:石川みく(新R25編集部)〉
お話を伺うのは、株式会社i-plug 伊藤麻貴さんです
OfferBoxが「就活生の3人に1人」に支持されているワケ

伊藤さん
「OfferBox」の紹介に入る前に…まずは、今の就活市場が抱えている「深刻な課題」を知っていただきたくて。

石川
課題…というと?

伊藤さん
採用には、さまざまな「ミスマッチ」が生じているんですよ。
新卒で入社した会社を、3年以内に約3割の方が辞めてしまうという話は有名ですよね。

石川
たしかに、よく聞きます。

伊藤さん
転職自体がもちろん悪いわけではありません。
ただ、個人のキャリアを考えると、入社前とのギャップで「こんなはずじゃなかったのに」という思いを抱えたまま早期に退職せざるを得なくなってしまうのは、非常に悲しいことです。
企業側から見ても、先行投資で育成にコストをかけた人材が早々に辞めてしまうのは大きな痛手になります。
こういったミスマッチを少しでも解消できないか、という思いから生まれたのがOfferBoxなんです。

伊藤さん
OfferBoxは、「求める人物像」にマッチした学生にオファーを送れるのが最大の特長です。
新卒オファー型就活サイトのなかで学生利用数No.1で、登録している学生(22年卒)は約18万8000人(2022年2月末時点)。就活生のおよそ3人に1人がOfferBoxを使っているんですよ。

石川
そんなに!? でも、ほかの就活サイトとは何が違うんでしょう…?

伊藤さん
一般的なナビサイト(就活サイト)は、学生側が企業を探してエントリーする流れなので、企業側は学生の応募を待つだけになり、“待ちの採用”しかできません。
一方、OfferBoxなら、待っていても会えない学生に企業側から直接オファーを送れます。つまり、学生を振り向かせる“攻め”の採用ができるんです。
OfferBoxが採用につながる理由①:“本気”のオファーしか送れない

石川
でも…本当に“攻め”の姿勢が採用につながるんでしょうか?
正直、企業からオファーが来たとしてもフルシカトしちゃう学生もいる気がしますが…

伊藤さん
OfferBoxではきちんと“採用につながるオファー”ができるよう、2つの工夫をしています。
まず1つは、オファー に「制限」があること。

石川
制限…ばら撒けないということですか?

伊藤さん
まさに! 学生にいろんな企業から大量のオファーが届いてしまうと、1通1通のオファーが埋もれてしまいますよね。
なのですべての企業は、オファーを一斉送信できず、1通ずつしか送れません。
1通ずつ!? 思い切ってるな…

伊藤さん
さらに、1名の採用につき、オファーできる枠は40枠までと決められています。学生が情報過多にならないよう、全体のオファー流通量を制限しているんです。

石川
たしかに“ガチ感”があるな…実際、学生さんにはちゃんとオファーを見てもらえてるんでしょうか?

伊藤さん
はい! オファーの開封率平均は89%。そこから3割程度のオファーが承諾され、面談まで進んでいます。

石川
ほぼ全部開封されてるじゃないですか!
ちなみに、一般的な就活サイトのDM開封率は約2〜3%と言われているそう。圧倒的すぎ…

伊藤さん
さらに、学生側にも「届いたオファーは確認する」という習慣を身につけてもらえるよう、オファー受取枠は最大15枠としています。

石川
そこまで制限を設けてしまうと、せっかくの採用のチャンスが狭まってしまわないんですか…?

伊藤さん
いや、お互いに“本気”になっていただくために、あえて制限を設けているんです。
何通でも自由にやりとりできてしまうと、どうしても1通1通にかける熱量が薄れちゃうじゃないですか。

石川
間違いない…

伊藤さん
制限があることで、企業も学生さんも、本気で「自社と/自分とマッチするかどうか」を自問自答することになります。
その“本気の自問自答”こそが、ミスマッチ解消のための第一歩になると、私たちは確信しているんです。
OfferBoxが採用につながる理由②:“勘と経験”に頼らない検索機能

伊藤さん
もう一つの工夫は「適性検査」。
登録している学生には「eF-1G(エフワンジー)」という、特徴や性格を数値化できる適性検査を受けていただいています。

伊藤さん
企業側はその結果をもとに、求める人物像に近い学生を高い精度で検索できます。
項目を自由にソートして、自社オリジナルの要件で学生を検索することも可能。
社員に同じ適性検査を受けてもらうこともできるので、たとえば「高いパフォーマンスを出している社員のAさんに似ている学生」といったピンポイントな検索もできます。
適性検査の結果だけでなく、性格、最終ログイン日などでもソート可能。ビッグデータと照合し、会いたい条件にマッチする学生が優先的に表示されます

石川
へぇ〜! なんとなく好みでよさそうな学生を選ぶ感じかと思ってたんですが、ちゃんと定量的なデータをもとに選べるんですね。

伊藤さん
そこが一番のポイントで!
私たちは「勘と経験に頼らない採用」にすごくこだわっているんです。

伊藤さん
私自身、前職で人事をやっていたのでよくわかるんですが…
企業側も、求める人物像を言語化できてないことが本当に多いんですよ。
「コミュ力があって、地頭がよくて」みたいな…そりゃみんな欲しいよ!って(笑)。

石川
たしかに…うちの会社でも「新R25っぽい」みたいな、フワッとした表現を使うことが多いかもしれません。

伊藤さん
OfferBoxなら、“っぽい”のところを「適性検査のこの項目が、活躍している社員の傾向と似ている人」というように言語化できるので、採用後のミスマッチも減るはずです。

石川
ただ…今まで勘で捉えていた「求める人物像」を適切に言語化するのはけっこうハードルが高いのでは…?

伊藤さん
そこはご安心ください。
OfferBoxでは企業ごとの専属のカスタマーサクセスが、採用成功まで伴走させていただきます。
私たちは「TMP設計」と呼んでいるのですが…質の高い採用のために、3つの設計をお手伝いさせていただいているんですよ。

石川
3つの設計?

伊藤さん
1つめは「T=ターゲット」。まさに「どんな人材が欲しいのか」の言語化を、企業のご担当者と一緒におこないます。
「M=メッセージ」は学生に送るオファーの文章ですね。実際のオファー文がこんな感じなんですが…
※サンプル画像

石川
こんなに細かいんですか!

伊藤さん
最初のメッセージにどれだけ想いを込められるかが勝負なので…私たちは「恋文をしたためる気持ちで書いてください!」とお伝えしています(笑)。
どんな文章が学生に読まれやすいのかといった「コツ」をきちんとお伝えするので、オファーの送付に慣れてない方でも安心です。

伊藤さん
最後は「P=プロセス」。これはオファー承諾後の学生とのやりとりをどんな形でおこなうか、というところですね。
「相性がいい社員さんに面接をしてもらおう」「ここは社長が出よう」といった、確実なクロージングに向けたプロセス設計もお手伝いさせていただきます。

石川
そこまで手厚くサポートしてもらえるんですね…!

伊藤さん
私自身、元はOfferBoxのクライアントだったので、人事担当さんの億劫な気持ちもわかるんですよ…(笑)。
だからこそ、いい採用のスタートダッシュを切れるよう、私たちが全力で伴走させていただいてます。

石川
それだけ手厚いサポートが受けられるとなると、それなりに費用もかさむのでは…?

伊藤さん
費用についても、なるべくお手軽にお使いいただけるように工夫しています。
就活開始初期から積極的にアプローチをしたい企業向けの「早期型」と、就活が本格化してからアプローチをしたい企業向けの「成功報酬型」があります。
早期型の場合は利用料がかかりますが、成功報酬型の場合は無料。採用が決まってから、採用人数に応じた成功報酬をいただく仕組みです。
大手からベンチャーまで。あらゆる企業に“攻め”の採用が効くワケ

石川
OfferBoxは、どんな企業におすすめなんですか?

伊藤さん
採用に課題を抱えているすべての企業ですね。
今も大手からベンチャーまで、1万社以上の企業にご活用いただいています。

石川
えっ、大手企業も…?
知名度のある企業なら、オファーを送らなくても学生が集まりそうな気がするんですが…

伊藤さん
じつはそこにも「ミスマッチ」という課題が隠れていて。

伊藤さん
OfferBoxを使っていただく理由は大きく3つに分類できるんですが、大手企業の場合は「CASE3」が当てはまります。
つまり、企業の存在自体は知られていても、本当に採りたい人材から反応を得られないという課題があるんです。

石川
どうしてでしょう…?

伊藤さん
大手企業ほど、先入観を持たれてしまいがちだからです。
たとえば某大手化粧品メーカーさんは今、開発職としての理系採用を強化していますが…
化粧品ブランドとしてのイメージが強いせいか、理系学生が集まりづらいのが課題とおっしゃっています。

石川
なるほど! 大手ならではの「ミスマッチ」もあるんですね。

伊藤さん
「本当に興味を持ってほしい学生がなかなか振り向いてくれない」と感じている企業にとって、OfferBoxの“攻め”の採用はかなり効果的だと思います。

伊藤さん
もちろん、ベンチャー企業でもさまざまなご活用をいただいています。
たとえば、小中学生向けのプログラミングスクールを経営している「株式会社エーセン」という企業さん。
社員2名だった設立2年目からOfferBoxで新卒採用を始め、2年間で5名をOfferBoxから採用しています。

石川
大多数の社員がOfferBox経由!? すごい!

伊藤さん
なかには小学校全科・中学・高校の3つの教員免許を持っている方もいるんですよ(笑)。
それはSSレアだ…

伊藤さん
その方の場合も、教職に行くか、民間企業に行くか、多くの選択肢を持っておられたと思います。
就活では後半戦の時期でしたが、代表の方から直々のオファーが届いて心を動かされ、あっという間に採用が決まったんですよ。

石川
“恋文”が届いている…! 学生からしても、「自分を求めてくれている」熱烈なオファーは絶対うれしいですもんね。

伊藤さん
実際、学生さんにヒアリングすると、ナビサイトとOfferBoxを使い分けているという声も多いんですよ。
ナビサイトは「興味のある企業にアプローチする場所」、OfferBoxは「自分だと探せない、いい企業に会える場所」という感じで。

石川
へぇ〜! じゃあ、名前を知らないベンチャー企業だからといって、オファーを無視されてしまうというワケではないんですね。

伊藤さん
もちろん。本気でオファーすれば、想いはちゃんと学生に届きます。
採用のあらゆる課題を解決する。OfferBox運営企業の今とこれから

伊藤さん
最後にもうひとつだけお伝えしておきたいんですが…じつはOfferBoxは、私たちの構想のほんの一部でしかなくて。
私たちは「人の成長を加速させるキャリアデータベースプラットフォームをつくる」というビジョンを掲げています。

伊藤さん
キャリアと向き合うのは、新卒の時期だけじゃない。転職タイミングはもちろん、中高生のうちから考える機会があったっていい。
私たちは新卒採用領域にとどまらず、人生の節目節目における幅広いキャリア支援をしたいという想いで取り組んでいます。 今も絶賛新規事業を仕込み中なんですよ。

石川
スケールが大きくなってきた…!

伊藤さん
今もOfferBox以外に、新任人事向けのオウンドメディア「人事ZINE」を運営したり、新卒採用担当者向けの弊社主催セミナーを月2回開催したりしています。

石川
情報発信もたくさんやられてるんですね…!

伊藤さん
特に好評なのが、「Z世代就活生」の価値観にフォーカスしたセミナー。
就活市場の“主役”であるZ世代の心を掴めないと、採用もうまくいかないので…「世代間のミスマッチ」を埋めるお手伝いもしているんです。

石川
本当に、あらゆるミスマッチに向き合ってらっしゃるんですね。

伊藤さん
どんな企業でもお役に立てる自信がありますので…まずはセミナーからでもぜひ、お気軽にのぞいていただけるとうれしいです!
伊藤さん、ありがとうございました!
「勘と経験に頼りがち」「本当に振り向いてもらいたい学生に興味を持ってもらえない」…
人事未経験の筆者ですら大きく頷いてしまうほどの“採用あるある”が続出した今回の取材。
採用市場の課題は山積み。だからこそ、OfferBoxが採用の未来をポジティブに塗り替えてくれることに期待せずにはいられません…!
そろそろ23卒の採用に本腰を入れるであろう人事の皆さん。今年はOfferBoxで、勘と経験を超えた“一歩先の採用”に挑んでみませんか?
〈取材・文=石川みく(@newfang298)/編集=サノトモキ(@mlby_sns)/撮影=長谷英史(@hasehidephoto)〉

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