いまはエコや安全がクルマのトレンドだけど…

時代に逆行!? トヨタが東京モーターショーに一般車と一線を画すマシンを出展した理由

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  • 2017.11.14

1028日から115日まで、東京ビッグサイトで開催された「東京モーターショー」。各自動車メーカーが最先端の自動車技術を発表する場として人気の同イベントだが、今回新R25編集部は、先立って行われたプレス向け公開に参加してきた。「若者のクルマ離れ」なんてことが言われる昨今、クルマの未来はどうなるのだろう…?

時代のドレンドに逆行!? 会場で目を引いた野性味溢れる「TOYOTA GAZOO Racing」のマシンたち

エコや安全・安心がクルマのトレンドとなって久しい今、今回のモーターショーでも、燃料電池や自動運転を搭載したスマートな自動車が会場内に目立つ。そんななか、派手なカラーリングと野性味溢れる顔つきで異彩を放つクルマをトヨタのブースで発見…。

未来的なデザインの会場とクルマたちのなかにあって、一際目立つ写真中央のクルマの正体は…

展示されていたのは、「YarisWRC」と「TS050HYBID」。トヨタが参戦するモータースポーツ用に開発されたクルマだ。

「Yaris WRC」は今年、トヨタが18年ぶりに参戦している「FIA世界ラリー選手権(WRC)」を戦い抜くために設計されたワールドラリーカー。日本でもおなじみの「Vitz」の車体をベースに、走行性能や柔軟性、耐久性を最大限に引き出すべくカスタムされている。
「ル・マン24時間レース」を含む「FIA世界耐久選手権(WEC)」での勝利を目指し、トヨタの先鋭技術を極限まで詰め込んだスポーツハイブリッドカー「TS050 HYBID」。今シーズンはこれまでに4度優勝している。

どちらもとにかく勝つことを追求し、トヨタがその技術のすべてをつぎ込んだ究極のクルマ。その走りは下記の動画で確認してほしいが、爆音で疾走するその姿は、一般車とは一線を画すケタ違いのモンスターマシンだ!

Yaris WRC

出典Youtube

TS050 HYBID

出典Youtube

とんでもないクルマであることはよくわかるものの、しかし人や環境への「やさしさ」がクルマに対して求められる今の時代にあって、こんなアピールは少々時代錯誤な気も…。

しかし、トヨタがこういったモンスターマシンを開発するのには深い理由があった

クルマは単なる移動手段じゃつまらない。トヨタがあらためて訴える“運転することのおもしろさ”

トヨタが目指すのは「新しいクルマとひとの関係」だという。環境に優しいハイブリッド技術はいつしかクルマをおとなしい存在にし、自動運転の技術はクルマを単なる「移動手段」にしてしまった。

しかしトヨタにとって、クルマの魅力はもっとエモーショナルな部分にあるという。ハンドルを握ったときのゾクッとする感覚や、ひとりでクルマを駆るときの自由な気分、エンジンの振動に鼓舞されるような気持ちなど、自分で運転するからこそ感じられる楽しさを取り戻したいと考えているのだ。

すなわち、現代のクルマのあり方に一石を投じる、そのための取り組みのひとつが前述のモンスターマシンの開発。“運転のおもしろさ”を究極的に体現したモータースポーツから、そのエッセンスを一般車にフィードバックしていこうというワケ。

なるほど、確かに2台のスポーツカーの隣には、それぞれのノウハウがフィードバックされた一般車も展示されている。その名も「Vitz GRMN プロトタイプ」と「GR HV SportsConcept」。「GR」は、モータースポーツ活動で得た知見やノウハウを活用して開発されたトヨタ車に冠されるシリーズ名称だという。

「Yaris WRC」が1年間のラリーで蓄積してきた技術が惜しみなく注がれた「Vitz GRMN プロトタイプ」。世界のあらゆる公道を走ることで得たデータが各所に生かされ、エンジン内部にまでチューニングを施した、GRシリーズの最高グレード。国内主要サーキットでラップタイムが計測できるGPS機能や、ウルトラスエードを採用したシートなど、走りを楽しみたくなるアイテムも充実。来春に数量限定で販売予定。
「TS050 HYBID」の知見が詰め込まれた「GR HV Sports Concept」。「エコではなく、走りのためのハイブリッド」を追求した異色のハイブリッド車。オートマ車ながら、シフト操作を自ら行うマニュアルモードを採用。6速のシフトパターンを備え、飛びシフトも可能で、モータースポーツのフィーリングを存分に楽しめる。 ヘッドランプやホイールにも「TS050 HYBID」のデザインを採用。現在はコンセプトカーのみだが、市販が待ち望まれる一台だ。

もちろん、スポーツコンセプトを進める「GR」シリーズでも、安全面をないがしろにしているわけではない。たとえば、プロドライバーによるさまざまな道での運転データを自動運転技術に生かすといった構想も進められているらしい。

とはいえ、ことさら人の手を煩わせない方向に進みがちな市場のトレンドにあって、「クルマは運転してこそ楽しいもの!」という日本一の自動車メーカーとしての気概と矜持、攻めの姿勢が感じられた今回のトヨタブース。「GR」シリーズが「若者のクルマ離れ」を解消する起爆剤となるのか。今後も注目していきたい!

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