「自分が最高に輝ける場所」を選択しよう

【コラム】「俺たちは日本人より、人生の楽しみ方を知っている」僕がヨーロッパで受けた衝撃

ライフスタイル2018.08.23by 新R25編集部

『新R25』の読者のみなさま、初めまして!

21歳の学生でドイツに留学しているびよんど(野尻悠貴)と申します。

自分は、まったくと言っていいほど自分に自信がなかったり、自分を好きになれなかったりした中高時代を送ってきました。

高校時代にはバンドを組んでもセンスがなさすぎてクビになり、ほかのメンバーだけで出たライブは学園祭で大喝采…。高1のときは「クラスのLINEグループ」は毎回退会させられる…。いわゆる「イケてない、ダサい」ヤツでした

大学に進学してからはカナダに短期留学したり、東南アジアを旅したりする機会がありました。

そのときに、自信満々で「人生ナメてるだろ(=人生楽しんでる)」っていう外国人たちにたくさん出会い、「僕も根拠のない自信を持ちたいな」と思うようになって留学を決意。

現在はドイツに留学中で、日々感じたことをTwitterやnoteに記しています。

このツイートは24万いいねを突破!

今回、かつての自分のように、日本で「自信を持てない」と悩んでいる人のヒントになればと思い、コラムを執筆させていただくことになりました。

「他人を否定しない」「貧しくても人生を楽しむ」ヨーロッパで出会った価値観

まず、僕のおもな留学先であるドイツについて。

ドイツは個人主義と言われますが、驚くくらい「他人に関心のない」国でした。

冷たく聞こえるかもしれませんが、相手のプライバシー、権利を尊重さえしていれば基本干渉されることがありません

これの何がいいのか? というと、「他人の行動を否定する人が少ない」こと。

たとえば日本の友達に「○○に留学しようと思うんだけど…」なんて相談すると、「意識高いなお前!www」みたいな反応をされることが多いです。でも、ドイツ人の友人は「いいんじゃない?(失敗しても責任はとれないけど)」と“否定も肯定もしないスタイル”。

何かやりたいことが胸のなかにあるとき、これは助かります。

また、社会的にも“人の目を気にしない”スタンスが根付いているので、たとえばおじいちゃんおばあちゃん、障害者の方やゲイ、レズビアンなどのセクシャルマイノリティの方もどんどん外に出てきて(それが当たり前なのですが)、若者に混ざってパーティーに参加したり、飲んだりしています

友人を訪ねに、ドイツからギリシャに行ったときにはさらに驚愕しました。

アテネの市街地です!

月曜日の夜10時。アテネのバーには明日も仕事のあるはずの老若男女が続々と集まってきます。

そして当たり前のように「raki」というアルコール度数40度ぐらいある酒を飲み、踊りだします…!

驚く僕に、友人のギリシャ人・パノスはドヤ顔で、

俺たちの国は経済破綻していて貧しいかもしれないけど、人生の楽しみ方はお前たち(日本人)より知ってるんだ

と言いました。

中央がパノスです

このとき僕は、人生には、楽しむための選択肢が無数にあふれていることを知りました。

楽しんでいるパブでの1枚…(笑)

海外に出ないのはもったいない。日本人というだけで恩恵を受けることがたくさん!

留学中にいろんな国を訪れるようになってからというもの、「日本人ブランド」を感じる機会がたくさんありました。

全員が「日本大好き!」というわけではもちろんありませんが、何にも努力してなくても日本人というだけでご飯をおごってもらったり、家に泊めてもらったり、モテたりすることがあるんですね。たとえば…

1)ポーランドのバーに行ったら、漫画『NARUTO』に人生を変えられたという地元の人に浴びるくらいウオッカをご馳走になりました

ウオッカをご馳走になってます…

2)ドイツで「手巻き寿司パーティー」を企画して、料理に関しては素人な日本人数人で手巻き寿司を作ったら、「日本人の作る寿司だ!」と1人500円の料金で100人もの人が来ました(原価は1万円ぐらいしかかかってない…)

盛り上がった手巻き寿司パーティー!

3)キエフでの民泊で「日本出身」と言ったらオーナーさんがとても喜び、特上のウオッカをくれるなど、至れり尽くせり。聞くと、1カ月前まで住んでいた「スミエさん」という日本人の方が素晴らしい方で、日本人が大好きになったらしいです

などなど。それもこれも、日本から離れて海外に来たからこそ感じられるメリットなんですね。

日本だとただの21歳の学生でも、海外だと「日本人ブランド」と自分を掛け合わせて勝負できます。

僕たちは海外に出るだけで、恩恵を受けられる可能性があるんです

若い世代が海外に行かなくなったといわれていますが、とてももったいないことだと思います。

日本では「テキトー」と怒られていた僕が、海外では「気が利く」と絶賛されるように

このように、「日本人は海外に出てみるべきだ」というと、「ディスカッション能力や英語力が低い日本人は海外で活躍できない」と反論されることがあります。

が、僕はこれは嘘だと思います

・遅刻しない
・協調性ある
・気を遣える
・仕事が丁寧
・締め切り守る

もちろん個人差はありますが、日本人はこれらの「当たり前の基準が高い」んです

事実、僕は日本にいるときは「遅刻」「締め切り」などのルールをあまり守らず、「テキトーすぎる」と怒られることが多かったんですが、海外では、意識せずにしている行動に対して「気が利くね!」「さすが!」とめっちゃ褒められます(笑)

英語力などは誰でもある程度鍛えられますが、こういった“国民性”は特有の武器になると思います。

価値観が多様化しているからこそ、戦略的に環境を変えて生きるべき

現代は、「自分が最高に輝いて幸せでいられる場所」を戦略的に選択して生きていく時代になっていると感じます。

自分の両親のように、「高学歴→大企業→マイホーム、車→定年退職→趣味で老後を過ごす」という幸せのモデルをみんなが追いかけていた時代ではないからこそ、「自分が幸せになれる場所探し」をするために、若者は海外をはじめとする新しい環境に触れることがかなり大事になります

ヨーロッパではたくさんの日本人フリーランスや経営者の方にお会いしましたが、自分の性格や人生観をもとに、戦略的に移住を決断していました。月並みな言葉ですが、みんな同世代の人と比べると若々しく、幸せそうに見えました。

・失恋で苦しんでいるときは、日本人がモテるフィリピンや親日のウズベキスタンへ

・他人に干渉されたくなければ、個人主義のドイツへ

・自己肯定感を上げたければ、人も天気も明るい南米へ

・やはり、日本が合うと思えば日本へ

そんなふうに、そのときの気分や状態に合わせて、自分が幸せになれる国に移動してもいいんじゃないでしょうか?

“置かれた場所で咲く”という言葉がありますが、僕はそれよりも、自分が輝ける場所を世界中探してみることがいいのではないかと思います。

日本の常識や世間体は、日本でしか通用しない価値観です。R25世代の皆様も、ぜひ一度海外に飛び出してみてください!

〈文=野尻悠貴(@helahelao)/編集=天野俊吉(@amanop)〉

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