どこにも出せない怒りの吐露!

事なかれ主義の忖度おっさんに憤慨!? インフルエンサーたちが「最近キレたこと」

仕事・ビジネス2018.12.07by 新R25編集部

大人になれば仕事やプライベートで「キレる」わけにはいかないけど、あまりに理不尽な状況に置かれると、誰だってときには怒りを表明してみたくなる。

今回は9人のビジネス賢人に「最近どんなことにキレたか」という質問を投げかけてみた。

箕輪厚介「普段怒らない人が怒るとメッセージになる」

【箕輪厚介(みのわ・こうすけ)】2010年双葉社に入社し、『ネオヒルズジャパン』与沢翼 創刊。2015年7月に幻冬舎に入社し、堀江貴文『多動力』、与沢翼『ネオヒルズジャパン』、藤井健太郎『悪意とこだわりの演出術』の3冊でアマゾン総合ランキング1位を獲得

✔︎箕輪厚介が最近キレたこと

箕輪厚介

箕輪厚介

サロンメンバーが打ち合わせにドタキャンしたり遅刻したりしたとき。

キレたというより、みんなが見てるところで、普段怒らない俺が怒ることがメッセージになると思って。

金泉俊輔(NewsPicks編集長)「事なかれ主義の忖度おっさん」

【金泉俊輔(かないずみ・しゅんすけ)】『NewsPicks』編集長。立教大学経済学部卒業後、扶桑社に入社。『週刊SPA!』『日刊SPA!』編集長を務める。2018年4月、株式会社ニューズピックスに移籍し、現職

✔︎金泉俊輔が最近キレたこと

金泉俊輔

金泉俊輔

最近ではないんですが、以前編集長を努めていた『日刊SPA!』が配信した「お酒に関する記事」の一部を、恣意的に某ネットニュースサイトが引用。それを某テレビ番組が紹介し、まとめサイト等でプチ炎上に発展しました。

そのプチ炎上に忖度した某日本酒メーカーが、記事とは直接関係がないにもかかわらず、予定していたSPA!との日本酒イベントを中止に。これは、今の国内メディアを取り巻く最悪の状況をあらわす要素が詰まっており、怒りが爆発しましたね

パブリッシャーが調査取材したオリジナル記事を、クソネットニュースサイトが勝手に転載し、取材できないテレビ番組が紹介し、見出しだけをみたコメンテーターが面白おかしくコメントする。それを匿名のごく一部のネット民が騒ぎ立てる。クライアントのソーシャル担当がそれを発見し、会社に報告。そのプチ炎上の規模感を理解できない事なかれ主義の忖度おっさんたちが、広告出稿やイベントを中止にしてしまう。

もう最悪の生態系です

金泉俊輔

金泉俊輔

書いているうちに、また怒りが蘇ってきました(笑)

ネットの匿名コメントに左右されることの不毛さをクライアントの皆様には早く気づいてほしいです。

その対処法としては、新しいメディア生態系を作るほうに移籍することでした。たとえば、『NewsPicks』のサントリー「大人ダカラ」のスポンサード記事では、堀江貴文さんと田端信太郎さんがライブドア事件を振り返る企画をやりました。

まさに「大人だから話せること」。コメント欄も大変盛り上がり、新しいスポンサード記事のあり方を感じましたね。

鈴木涼美「私の本を一度も読んだことがないのに…」

【鈴木涼美(すずき・すずみ)】慶應義塾大学、東京大学大学院卒。AV女優、日経新聞記者を経て作家として活動。著書に『おじさんメモリアル』(扶桑社)、『オンナの値段 鈴木涼美のオンナの現代資本主義論』(講談社)など

✔︎鈴木涼美が最近キレたこと

鈴木涼美

鈴木涼美

私自身が本当にあまり怒りのエネルギーがない人なので、キレるということはまずないのです。ただ基本的に、向こうから取材やコメント依頼などをしてきたのに、話していて私の本を一度も読んだことがない、と明らかにわかる人には、相応の対応しかしません。

別に、何に注目してくれても全然いいのですが、例えばAV女優の業界のことを調べているので経験を聞かせてください、というのであれば、とりあえず私がAV業界について書いた本のさわりだけでも読んでいただいたほうが、お互いに時間の無駄が省けるかと思います。

すでにいろいろなところで書いているような内容を質問されたら、本に書いてあるのでよかったら読んでください、と言います。

高木新平「平成は『失われた時代』と総括されてしまう」

【高木新平(たかぎ・しんぺい)】コンテクストデザイナー、NEWPEACE代表。“20世紀をぶち壊す”をビジョンに掲げ、社会課題からストーリーを組み立てる新しい形のブランディングを実践。小泉進次郎委員会アドバイザーも務める

✔︎高木新平が最近キレたこと

高木新平

高木新平

やっぱり平成が終わるってことですね。

僕の人生ほぼ平成だったわけですが、日本史の教科書的には、「気象異常・大震災が幾度も発生し、宗教や国家の対立によってテロが横行した。またインターネットが普及して生活を少し変えた」くらいで総括されちゃう時代だと思うんですよね。昭和に比べて失われてる感がすごい

だから早く日本を昭和的な成功体験(画一教育、終身雇用、国民皆保険・年金による一億総中流)から解放しなきゃいけないんですよね。

そのためには各領域から新しいビジョンを打ち出していくことが大事だと思っていて、VISIONINGという仕事をやっているわけです。

はあちゅう「ひそかに見ていたアカウントがいいねしているのを見て」

出典

撮影=長谷英史

【伊藤春香(はあちゅう)】ブロガー・作家。「ネット時代の新たな作家」をスローガンに読者と直接つながって言葉を届ける未来の作家の形を摸索中。著作に『半径5メートルの野望』『「自分」を仕事にする生き方』などがある。noteの月額課金制マガジン「月刊はあちゅう」も好評

✔︎はあちゅうが最近キレたこと

はあちゅう

はあちゅう

仕事では特にキレたことはないのですが、ひそかに見ていたアカウントが、「はあちゅうとイケハヤの顔が胡散臭い」という内容のツイートに「いいね」を押していて、ショックを受けてブロックしました。

顔が胡散臭くて、とても悲しいです

佐野恭平(MTRL編集長)「天狗になっていて責任感がない人に」

【佐野恭平(さの・きょうへい)】株式会社MTRL代表取締役。16歳からモデル活動を始め、雑誌や広告などで活躍後、一般企業に就職。働きながら大学院で経営学の知識を学ぶ。2015年5月にWebメディア『MTRL(マテリアル)』をローンチ

✔︎佐野恭平が最近キレたこと

佐野恭平

佐野恭平

めちゃくちゃタイムリーに最近怒りを感じたことがありまして(笑)。あるインフルエンサーを起用した広告案件に関わっていたのですが、このインフルエンサーさん、案件の最中に金額をめちゃくちゃ変えてくるんですよね…

料金表をいただいているにもかかわらず、毎回(たぶん気分で)金額変えてくるので、「さすがに事故るな」って思って何度か口頭でクレームを入れていたんですが改善されず、「自分はトップインフルエンサーなんで代理店の常識とか知らんし」という理由にならない言い訳を繰り出す始末。

佐野恭平

佐野恭平

最終的には「もうやらない」という、大人とは思えない投げ出し方をするので、完全に天狗になってしまっていて、まわりに仕事の流れなどを教えてくれる人がいないんだなと思いました。

インフルエンサーマーケティングについて、弊社はメインで行っているわけではないけれど、最前線で仕事してる人たちはみんな疲弊してるなと感じる今日このごろ。結局、仕事するうえで影響力以上のリスクを持ち合わせている場合が多く、一般人以下の責任感でやってる人もいるので、そういう人はじわじわと終わっていく、このビジネス自体が長くないのかもと今回の件を含め感じました。

藤井大輔(R25創刊編集長)「仕事の当事者意識がない人に笑ってしまった」

【藤井大輔(ふじい・だいすけ)】大阪大学経済学部を卒業後、リクルート入社。『ゼクシィ』『ダ・ヴィンチ』などの雑誌編集に携わったのち、フリーマガジン『R25』を創刊。2005年4月~2008年3月まで編集長を務める。現在は富山で介護事業に携わる

✔︎藤井大輔が最近キレたこと

藤井大輔

藤井大輔

40過ぎるとあんまり表立ってキレることはなくなりましたが、「仕事相手の当事者意識が希薄」なときに、心で怒りを燃やすことはあります。

最近だと、とある行政案件での相談が入り、「これまでと違うアプローチでやりたい。なので奇抜なアイデアをぜひお願いします!」とのオファー。

とはいえ、たいていそういう場合は話半分くらいに落ち着くだろうな、と思って、やや力を抜いて50%ほど奇抜なアイデアを出したところ「さすがです!」とのお言葉。

藤井大輔

藤井大輔

ところが、1カ月経ってもその後の返事がなく「あのー、そろそろ動かさないと間に合いないのですが」と問い合わせをいれたら、「申し訳ないのですが、これでは奇抜すぎてできません」とおっしゃる。

「どうしてですか?」と言ったら、「これまでとあまりに違いすぎて」との回答。

あのー、これは落語かなにかですか? キレるよりも逆に笑ってしまいました。

ゆうこす「自分にしかメリットがないことを平然と言えるなんて」

出典

撮影=森カズシゲ

【菅本裕子(ゆうこす)】2011年7月にHKT48に加入後、2012年8月にグループから卒業。2015年に「ミスiD 2016」準グランプリを受賞。現在はモテるために生きてる「モテクリエイター」として、InstagramやYouTubeで紹介した商品が完売するなど、20代女性を中心にカリスマ的人気を誇る

✔︎ゆうこすが最近キレたこと

ゆうこす

ゆうこす

仕事を進めてる最中に、自分のファンをないがしろにされることです…

どう考えてもクライアントにしかメリットがない、そして私と私のファンが悲しむこと(悲しむまでは行かないかもだけどめちゃくちゃ需要がないなど)を平気で言ってくる人は、普通に謎です…謎人間…って思ってます…( ; ; )

最近あったのは、イベント登壇中に「ゆうこすさん!スタッフとの写真をインスタに今!投稿してみましょう~! はい、今撮って今すぐ公開してみてください! 文章は、うちの企業の名前のタグだけでいいです!」とかw

ありえなすぎて大爆笑しましたw

えとみほ「自分の怒りを観察することを覚えると、人生が変わる」

【江藤美帆(えとみほ)】Jリーグ栃木SCマーケティング戦略部長。スナップマート創業者(現顧問)。高収入リモートワーク求人サイト「コデアル」アンバサダー

✔︎えとみほが最近キレたこと

えとみほ

えとみほ

いくつかありますが、どれも言えない話ばかりで…すみません(苦笑)。サッカークラブのフロントの仕事は、大きく分けて「ファイナンス」「試合運営」「政治」に集約されますが、三番目の政治の部分で納得できないことや理不尽だと感じることはときどきあります。

そんなときにどうしているかというと、私は15年くらい前にアルボムッレ・スマナサーラさんというお坊さんが書かれた『怒らないこと』という本を読んだことがあるんですが、この本を読んでから怒ることが1/10くらいに減りました

怒るのを我慢するのではなく、自分の怒りを観察するっていうメソッドなのですが、なんだか怒っている自分がアホに見えてきます。興味のある人は読んでみてください。人生を変える一冊になるかもしれません。

仕事において「当事者意識や責任感がない」というのが、怒りの源泉になってしまうよう。

また、社会の風潮や時代の流れに異をとなえる人も…

あなたはどんなときに怒りを感じますか?

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