Uber Eatsの意外な使い方も!

オススメ注文はステーキ!? ウーバーイーツのメリット&仕組みをヘビーユーザーが解説

ライフスタイルby 新R25編集部

街でよく見かけるようになった、緑や黒の四角い保冷バッグを背負って自転車に乗る人々。

彼らはフードデリバリーサービス「Uber Eats(ウーバーイーツ)」の「配達パートナー(注文者へ料理を配達するユーザー)」です。

サービス名を聞いたことがあっても、利用したことがないと「どうして流行っているの?」「一般人が配達するって大丈夫なの?」などと、疑問に思う点もありますよね。

そこで今回は、週に3・4回の頻度でUber Eatsで注文するヘビーユーザーだという、レストランコンサルタント・Kiyotoさんに、注文者としてのUber Eatsの魅力を教えていただきました。

【Kiyoto(きよと)】食と遊びの最先端情報が集まり、体験を通して人とつながるコミュニティ「アソビカタSalon」を主催。レストラン新規事業・再建コンサルティングをおこなう。Uber Eatsは週に3、4回利用するほどのヘビーユーザー。また、店舗側としてもUber Eatsの事情に精通している。著書に『サービスマンという病い』 (幻冬舎)、『アソビ人のススメ』(エクソダス)がある。

Uber Eatsは「注文者」と「運んでほしいレストラン」と「運びたい人」のマッチングアプリ

Uber Eatsとは、 2015年12月にカナダでコールドプレスジュースを配達したことから始まったフードデリバリーサービス。

自動車配車サービス「Uber」を運営するウーバー・テクノロジーズが独自の技術を用いて注文者へ料理をスピーディに届けます。

森

いわゆる“出前”みたいな、従来のフードデリバリーサービスとは何が違うんでしょうか?

Kiyotoさん

Kiyotoさん

仕組みが大きく異なります。従来のデリバリーサービスの多くは、「注文者」と「デリバリー機能を持つお店」を仲介するサービス。

一方でUber Eatsは「注文者」と「運んでほしいレストラン」と「運びたい人(配達パートナー)」のマッチングアプリなんです。

森

そうなんですね。配達パートナーはUber Eats側に雇われているんでしょうか?

Kiyotoさん

Kiyotoさん

いえ、配達パートナーはあくまでUber Eats側から配達業務を委託されている個人事業主です。

その時々に近くで発生した配達業務を請け負って、お金を稼げるようになっています。

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「配達員」については、ベテランの配達パートナーの方へ詳しく伺っています。

注文から料理が届くまでのUber Eatsの流れ

森

仕組みが違うと、料理が届くまでの流れもきっと違いますよね。ざっくり教えていただけますか?

Kiyotoさん

Kiyotoさん

具体的には、以下のような流れで注文者のもとに料理がやってきます。

1. 注文者がUber Eatsのスマホアプリ・公式サイトからレストランに料理を注文
→注文してから料理が届くまで、アプリ上で到着予定時刻が確認できます。

2. レストランの近くにいる配達パートナーが配達依頼を受け、料理を預かる
→依頼を受けた配達パートナーの顔写真・名前・交通手段(バイクor自転車)、現在地がアプリ上で確認可能

3. 注文者に指定された場所へ配達パートナーが料理を配達

4. 配達が完了したら注文者からの引き落とし金額が確定。また、配達パートナーへの報酬も確定

※料理が配達されるとレストランは35%の手数料を、注文者は商品代金と配送手数料を、Uber Eats側に支払います。配達パートナーへ報酬を支払うのは、Uber Eats側です。

※配達パートナーの報酬額は次のように計算されます

報酬額=基本料金 (受け取り料金:300円+受け渡し料金:170円+距離料金:150円/km)× ブースト(曜日・時間・地域によって倍率が異なる)+ 特別キャンペーン(実施中の場合)- サービス手数料:35%

Uber Eatsを利用する関係者のメリット

Kiyotoさん

Kiyotoさん

Uber Eatsの独自の仕組みによって、ユーザー、レストラン、配達パートナーそれぞれに次のようなメリットが生まれています。

〈注文者のメリット〉
・小さなレストランの料理も注文できる
・1品から気軽に注文できる
・自宅以外でも料理を受け取れる

〈レストランのメリット〉
・デリバリーをおこなうコストが抑えられる
・配達員と直接お金のやりとりをせずに済む
・簡単な登録手続きだけで、販路を拡大できる

〈配達パートナーのメリット〉
・時間や場所など自由度が高い仕事ができる
・運動のついでにお金を稼げる

森

すごい、それぞれにとっていいことづくめですね!

でも、配達パートナーが一般の方となると、注文者として心配な部分も…雑な配達をされる可能性や、ストーカー被害などのリスクもありそうじゃないですか?

Kiyotoさん

Kiyotoさん

Uber Eatsには、リスク予防の仕組みが大きく分けて2つあります。

1つは、Uber Eats側による配達パートナーの本人確認。配達パートナー登録時には、講習の受講と、本人確認書類の提出が必須になっています。

2つ目は注文者による配達パートナーの評価制度。配達が完了したら、注文者が配達パートナーを評価できる仕組みになっています。その評価に応じて罰則または特典が与えられます。

なので配達パートナーからすると「もし雑な配達をしたらアカウントが停止されてしまうかも」という意識が働き、自然と適切な対応をするような設計になっています。

森

でもそれだと、ストーカー的なリスクは排除しきれませんよね。女性からすると「自宅を知られないようにしたい」って人も多そうです。

Kiyotoさん

Kiyotoさん

自宅を知られたくないなら、自宅以外を届け先として指定しましょう。細かく場所を指定できるうえに、来るタイミングもわかるので便利ですよ。

また、配達パートナーと顔を合わせるのを避けるため、指定の場所に料理を置いてもらう「置き配」の依頼もできます。注文時に「玄関前に置いておいてください」みたいにメッセージで要望を伝えればOKです。

注文者としてのUber Eatsの魅力

森

サービス全体の構造は理解できました。でも注文する側としての魅力がイマイチ…

Kiyotoさん

Kiyotoさん

日本でもよく使われるようになってるのには、やはり注文者として魅力があるからですよ。そのあたりをご説明しましょう。

魅力① タピオカから高級料理まで! 注文できる料理のバリエーションが豊富

Kiyotoさん

Kiyotoさん

Uber Eatsの特徴のひとつは、従来のフードデリバリーサービスよりも多種多様なお店の料理を注文できること。

公式サイトによると、2019年6月時点で国内10都市以上の1万件を超えるレストランと提携。おなじみのチェーン店の味が楽しめるのはもちろん、地元の人気レストランの料理も注文できます。

(画像はUber Eats 公式サイトのスクリーンショット)

森

具体的に、どういうところが違うんですか?

Kiyotoさん

Kiyotoさん

従来のデリバリーサービスが扱っていたのは、ピザやお寿司のような「ちょっと高いけど、特別に頼んじゃおうかな」という価格帯の料理でした。

でもUber Eatsには、300円のタピオカミルクティーから1万円以上の高級料理まで、幅広く揃っているんです!

たとえば「肉庵 小滝野」という高級な牛タンのお店や、高級デザートを提供している「ルワンジュ東京」、ほかにも1万5000円ぐらいの超高級弁当なんかもありますよ。

1万6000円の弁当…!? (画像はUber Eatsアプリのスクリーンショット)

森

普段使いもできますし、特別なときにも役立ちそうですね。

でも、なんでそれほど多様なレストランがUber Eatsと提携してるんでしょう?

Kiyotoさん

Kiyotoさん

とにかく参入のハードルが低いんですよ。デリバリー機能をUber Eats側へ委託できるのもそうですし、損失が発生しにくいことも挙げられます。

従来のデリバリーサービスでは、注文がまったくなくても、初期費用やサイト掲載費がかかるため損失になる恐れがあった。

一方でUber Eatsは売り上げが発生したときのみ手数料が引かれる仕組みです。加えてその手数料も比較的安いので、「とりあえず始めてみよう」と参入しやすいんです。

森

なるほど。もう1つの要因というのは…?

Kiyotoさん

Kiyotoさん

ほかにも、店側が料理をが提供するにあたっての“自由度”がかなり高いんです。

容器や料理の価格などに厳しいルールがないので、個人店でもチェーン店でも、お店に合った形でデリバリーを導入できます。

魅力② 詳細な検索で好みの料理を見つけやすい

森

たくさんの料理があるってことは、食べたいものを探すの大変なんじゃないですか?

Kiyotoさん

Kiyotoさん

検索機能が便利なので、簡単に探せますよ。

和食や中華のような料理カテゴリで検索できるのはもちろん、価格帯、食事制限のフィルターによる検索も可能。

たとえば「ベジタリアン」のフィルタをかければ、流行りの糖質制限ダイエットに向いた料理なんかも探しやすいですね。

(画像はUber Eatsアプリのスクリーンショット)

Kiyotoさん

Kiyotoさん

さらに、たくさん使っていると、もっと注文がラクになっていきます。

同じレストランへの再注文はしやすいですし、注文履歴をふまえて近場で人気のメニューをレコメンドしてくれる機能もあるんです。

森

ヘビーユーザーなら、検索する必要すらなくなっていくんですね!

魅力③ 注文の自由度が高いので、花見やサプライズプレゼントにも使える!

森

たいていのデリバリーサービスって、最低注文金額みたいな制限が設けられてますよね。そういうのってあるんですか?

Kiyotoさん

Kiyotoさん

ありません。なので1品から気軽に利用できるのも魅力ですね!

森

ということは、人気店のタピオカミルクティー1つを自宅へ運んでもらうことも…

Kiyotoさん

Kiyotoさん

できます。いろんなお店から自分の好きなおかずだけを集めて、夢のような食卓を完成させるだってできます。

森

それはすごい贅沢ですね。

Kiyotoさん

Kiyotoさん

配達先の自由度も高いので、僕は去年の花見で利用しました

みんなは食事を持参していましたが、僕は手ブラ。開始時間に合わせて、できたてのパスタを届けてもらいましたよ!

森

あー、そういう使い方ができるのか…!

Kiyotoさん

Kiyotoさん

ほかにおすすめなのは、サプライズのプレゼント

友人の誕生日パーティーに参加できないときに、「もしかしたら行けるかもだから、住所だけ教えて」と言っておくんです。当日になったら、参加している人のSNSを見て、開始時間と会場の料理をチェック。

「ここに寿司を送ったら喜ぶだろうな」「デザートならちょうどいい頃に届くかな」と計算して、パーティー会場にUber Eatsで料理を届けるんです。

このサプライズは、喜ばれますよ!

森

めちゃくちゃオシャレな使い方ですね! ぜひマネしたいです!

魅力④ お得なクーポンを使えるチャンスがたくさん

Kiyotoさん

Kiyotoさん

Uber Eatsでは、初めて利用する友達とシェアできる「お友達紹介クーポン」が発行できます。

これを利用すると、紹介された友だちは1000円割引、自分は1500円割引になるのでお得に使えます!

また、対象メニューが限られているものの、期間中に5回分の注文が10%オフになる、「時間帯クーポン」も発行されています(2019年8月時点)。

使い方によっては、実質送料無料で利用できることも!(画像はUber Eatsアプリのスクリーンショット)

Kiyotoさん

Kiyotoさん

そのほか、各チェーン店でのみ使えるクーポンや、期間限定のクーポンなどが登場することもあります。

定期的にアプリをチェックしておくと、お得に利用できるチャンスを見つけられますよ。

Uber Eatsでおすすめの料理は? 上級者に人気なのはステーキ!?

森

ヘビーユーザーだからこそわかる、おすすめの料理ってありますか?

Kiyotoさん

Kiyotoさん

中華惣菜、サラダ、唐揚げなど、デパ地下でパッキングして売られている料理はUber Eats向きでしょう。

つくってから時間が経ってもおいしいからこそ、デパ地下でも生き残っているんです。

森

それはわかりやすい基準ですね。

Kiyotoさん

Kiyotoさん

あと、Uber Eats上級者にはステーキも人気ですよ。

森

Uber Eatsでステーキ…!?

Kiyotoさん

Kiyotoさん

ステーキは焼いてから届くまで時間がかかることで、逆に“ちょうどよくなる”料理なんです。

高級ホテルなんかでは、厨房でステーキ肉の表裏を焼いた後、アルミホイルに包んでしばらく寝かせ、余熱で中に火を通します。

こうすることで、表面が柔らかいまま中まで火の通ったステーキに仕上がるんですよ。

森

Uber Eatsも、自然と高級ホテルなどと同じようなつくり方になるってことですね!

Kiyotoさん

Kiyotoさん

そうなんです。ちゃんとしたステーキ屋さんは配達時間を計算してつくってくれます。届いたら表面を軽く温め直せば、お店と変わらないクオリティのものを食べられますよ!

たとえばおすすめのお店は、白金の「肉山の焼肉弁当」や広尾の「ラスティクス」あたりですね。

森

それはいいですね! ただ、わざわざステーキを配達してもらう必要あります…?

Kiyotoさん

Kiyotoさん

Uber Eatsでステーキのような高級料理を注文する一番のメリットは、お店に行くよりも出費を抑えつつ同等の食事が楽しめること

たとえばお店に行くと、飲み物代などがけっこうかかります。でも自宅なら自分でお酒を用意できる。同じものをレストランで飲む場合に比べて、お値段が1/3ぐらいに抑えられます。

サラダやご飯も自分で用意してしまえば、「ちょっといいステーキディナー」が手軽に実現できちゃいますよ。

森

おおー、記念日なんかによさそうですね!

営業時間は? 支払い方法は? 気になるUber Eatsの基礎知識

ここからはUber Eatsを使う上で気になる情報をピックアップ! 営業時間や配送料、セキュリティ面についてなど、基礎知識をチェックしておきましょう。

Uber Eatsの営業時間は

公式サイトによると、Uber Eatsの営業時間は、基本的に午前9時〜深夜0時まで。(2019年8月時点) 

ただし、これはUber Eatsが利用できる時間であって、料理を注文できる時間は各店舗によって異なります。お店の営業時間外では、「休業」という表示が出て注文画面に進めません。

なお、以下のエリアにおいては、朝8時〜深夜1時まで利用できます。

〈対象エリア〉
江東区・品川区・渋谷区・新宿区・墨田区・台東区・千代田区・中央区・豊島区・文京区・港区・目黒区を含む一部地域

Uber Eatsの配送手数料はどれくらい?

公式サイトによるとUber Eatsの配送手数料は、基本的に周辺の注文者数や稼働している配達パートナーの数にもとづいて変動するそう。

森

料理の金額に上乗せされる配送手数料は、だいたいどれぐらいの金額になるんでしょう?

Kiyotoさん

Kiyotoさん

キャンペーン等を除くと安くて200円代、一方で雨天により配達パートナーの供給が追いつかない場合などは高ければ1000円以上になることもあります。

Uber Eatsの支払い方法は?

森

料金の支払いは、配達パートナーに対しておこなうんですか?

Kiyotoさん

Kiyotoさん

現金払いを希望する場合はそうなります。

でもアプリに登録したクレジットカードで事前決済するのが便利ですよ。たいていはこの事前決済で済ませている人が多いんじゃないでしょうか。

〈主な支払い方法〉
・クレジットカード(事前決済)
・デビッドカード(事前決済)
・Apple Pay(事前決済)
・現金払い

実はこの原稿を書いている最中に、Uber Eatsを利用してみました。

家から近いファストフード店で注文したところ、到着までにかかった時間は15分。

冷蔵庫は空っぽ、でも家から出るのも面倒くさい…という私のようなズボラ人間に、ピッタリなサービスでした。

でも今度は、友だちのパーティーで料理をプレゼントするとか、Kiyotoさんに教わったオシャレな使い方もしてみたいなあ…。

〈取材・文=森かおる(@orca_tweet1)/編集=葛上洋平(@s1greg0k0t1)〉

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