プロ奢ラレヤーVoicyより

予備校教師に聞いた「爆発的に成績が伸びるタイプ」に、レアな人材になれるヒントがあった

仕事
他人に奢られることで生計を立てている男として、Twitterで一躍有名人となった「プロ奢ラレヤー」さん。

職種も年齢も性別も関係なく、さまざまな人に出会ってはおもしろい話を仕入れ、それらをTwitterで披露。

そのツイートを見て「会いたい」と連絡してきた人にまた奢られては、新たなおもしろい話を仕入れる…というループで“奢られ無双”に突入。

「住所不定・無職」にもかかわらず、人のおもしろエピソードだけでそこそこ稼いでいるという超人です。

そんなプロ奢さん、最近は“奢られ先”で仕入れた一級品のエピソードを、Voicy『プロ奢ラレヤーの「奢られラジオ」』でも続々公開中。

今回はその中から、予備校の先生に聞いたという「伸びる生徒のタイプの違い」をご紹介します。
【プロ奢ラレヤー】「面白い人と効率的に会うため」という理由で、「他人に奢られる生活」をしつづける22歳。Twitter上で「奢ってくれる人」を募集し、食事をはじめ、家まで奢られる(空き家をもらう)などしている

成績には2種類の伸び方がある

先日、予備校の先生がご飯を奢りにきたんですが、そのときにちょっとおもしろい話を聞いて。

長いこと予備校教師をしている彼がいろんな生徒と向き合って、毎年の合格データをどんどん蓄積していくなかで、成績の伸び方には2つのタイプがあることに気づいたんですって。

まず1つは、教科書を読んだりして知らない情報に出会ったときに「これを知らないのは恥ずかしい」って思うタイプ。

このタイプは成績に偏りがあまりなくて、バランスよく伸びる生徒が多いらしい。

一方で、知らない情報に出会うと「うれしい!」ってテンションが上がっちゃうタイプもいる。

このタイプの生徒は、苦手な科目はずっと苦手なままなんだけど、特定の科目では爆発的に伸びることが多いそうなんです。

この2タイプはつまり、「自尊心」を取るか「知的好奇心」を取るかの違いですよね。

受験生としては前者の方がバランスがいいかもしれないけど、僕は後者にとても共感してしまって。

僕も完全に後者です。日常的に人に奢られて生きてますが、なんでそんなことをしてるかって、人から知らない情報を教えてもらうことがめちゃくちゃ気持ちいいからなんですよね。

「恥ずかしい」はつまらない

知らない情報と出会ったときに「恥ずかしいから勉強しなきゃ」とネガティブな気持ちになる人は、結構インテリ層に多い。

でもその考え方だと、結果つまらない方向に行く…ってのは言いすぎかもしれないけど、ものすごく“平均的な人”になっちゃうと思うんです。

ゲームでよく見る「攻撃力」「防御力」「すばやさ」「かしこさ」とかのステータスがあるとして、それらの凸凹をなるべくなくさなきゃいけないという考えから生まれる感情が「恥ずかしい」ですよね。

一方、知らない情報に出会うと興奮するタイプは、ステータスの偏りなんか気にしてない。純粋な知的好奇心だけで生きてる

そういう人のステータスは、もちろんガタガタです。「攻撃力は100だけどあとは何もできない」みたいなことになってるので、生きるのは大変そう。

でも、僕はそういう人のほうが魅力を感じます。

僕はこれまで2,000人以上に奢ってもらっていて、TwitterのDMもたくさんもらってますが、なんとなく「会いたいなあ」と思える人はみんな、どこかしら偏りがあるんです。

“平均を目指す人”を見ると「すごいなあ、尊敬するなあ」とは思うけど、正直言ってあまり興味は湧きません。

平均的な人から聞ける話は、結局どれも似通ってるから、情報のレアリティはそんなに高くない

でも偏った人のことは、その人自身しかわからない。

その人だけの「レアリティ高い話」が聞けるし、人間としての深みが違う。

だから、勉強だけに限らず、知らない情報に出会ったときに「恥ずかしい」って気持ちが先行しちゃう人はもったいないと思います。

「恥ずかしい」が原動力になっちゃうと、ある程度世間体さえよくなればそれで満足しちゃうから、爆発的なインパクトは残せない。

動物みたいに素直な「好奇心」を原動力にした方が、自分もまわりもハッピーになれるし、人生楽しくなると思いますよ。

奢られながら仕入れた「おもしろエピソード」が続々公開中!

プロ奢ラレヤーさんのVoicyでは、ほかにも「元オレオレ詐欺業者」や「就活系YouTuber」といった個性豊かな人とのエピソードが公開されています。

普通に生活していたらあまり聞けない“やばい話”も続々。 職種も年齢も性別も関係なく、のべ2,000人以上に奢られてきたプロ奢さんならではの「気づき」や「教訓」にハッとさせられるでしょう。