

西野亮廣エンタメ研究所Voicyより
キンコン西野が考える、どの職においても当てはまる「負ける人の共通点」
新R25編集部
芸能界という勝負の世界で、20年近く活動されているキングコングの西野亮廣さん。
勝つ人、負ける人、それぞれをたくさん見てきた西野さんは、「勝ち方のパターンは複数あるのに対して、負け方はワンパターンであることがほとんど」だといいます。
「西野亮廣エンタメ研究所voicy」のなかから「負ける人の共通点」をご紹介します。

「どんなメリットがあるんですか?」と聞いている時点で負け
負けやすい人の共通点は、「メリットが確認できないと行動できない人」。
これはもう結論になっちゃうんですけど、「これをやれば、おいしいんでしょ?」ということが確認できてからようやく動く人は失敗します。
たとえば、「オンラインサロンに入ったらどんなメリットがあるんですか?」と、半年くらいずっと聞いてくる人。
そのメリットの確認作業をしている間に、競争相手はそのメリットを受け取って、どんどん差が開いています。
そして、この「メリットが確認できないと行動できない人」は、仕事に限らず、何に対してもこの姿勢です。
たとえば株でも、成長する株を、成長する前に買うから勝つのであって、成長していることを確認してから買う人は負けます。
もっとシビアなことを言ってしまうと、成長してから買う人がたくさん損をしてくれるおかげで、勝つ人が勝ちつづけられるんです。
メリットが確認できてから行動する人は、基本的に食い物にされているということです。

負ける人は、石橋を叩いて渡る。
つまり、負ける人の共通点をよりわかりやすく言うと、「石橋を叩いて渡る人」。
「この橋を渡った先で、お店を開いて成功している人がいるらしい。だから大丈夫。僕も行こう」みたいな。
でも行った先では、石橋を叩かずに先に渡った人が、立地条件のいい土地ですでに店を構えていたりします。
石橋を叩いて渡る人っていうのは、叩かずに渡った人が得ているメリットを得ることはできないんです。
じゃあ、成功する人は「石橋を叩かずに、おおよそのカンで渡ってしまう人」なのでしょうか?
たしかに「石橋を叩いて渡る人」より得られるメリットは多いです。
ですが、一番メリットを享受できるのは、「みんなが渡る石橋をつくる人」。
もちろん、橋をつくる時点では、「本当にみんながつくった橋を渡ってくれるようになるのか?」「通行料をもらえるようになるのか?」なんて分かりません。
ですが、つくりつづけているうちに、「この橋はここに作ればみんな渡ってくれるだろうな」などとわかるようになります。成功する確率が上がってくるわけです。
はじめは失敗を重ねてしまうかもしれませんが、行動しつづけているうちに、成功するための法則を学んでいけるので、勝ちやすくなっていくわけですね。
これが、勝つ人と負ける人の違いです。
この「負ける人の共通点」は、お笑い業界や出版業界に限らず、どの職においても共通していることだと思います。ぜひここだけは気をつけてみてください。
Embedly〈撮影=中山駿(@shunnakayama_)〉
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