堀江貴文『本音で生きる』より

本音を言って何がまずい?僕が 『ONE PIECE』のような馴れ合いを必要としないワケ

仕事by 新R25編集部

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2020年 ジブン改革

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平成から令和へと変わった2019年

この1年を振り返ってみると、「人生を変えるような転機があった」「成長した実感がある」「なんとなく過ごしてしまった…」など、さまざまな思いがあるはず。

年末年始は、多くのビジネスパーソンにとってしばしの休暇になります。

そこで、新R25では年末年始にかけて、これまでの自分の働き方を振り返ったり、心機一転してスタートダッシュをきったりできるような書籍をピックアップする特集を考えました。

その名も「2020年 ジブン改革」。
第1回でお届けする書籍は、新R25レギュラーズである堀江貴文さんの『本音で生きる』です!

言いたいことがいえない」「やりたいことがやれない」…。

堀江さんのもとには、そんな相談がたくさん届くそうですが、幼いころから本音で生きてきた堀江さんは、「どうしてみんな本音で生きられないのか」と不思議で仕方がないそう。

「なんで自分だけがうまくいかないんだろう」とモヤモヤしてしまう人に対して、叱咤してくれる3記事を抜粋してお届けします!
本音で生きる

本音で生きる

そもそも、本音を言って、何がまずいのだろう。

言いたいことを言っていると、自分の居場所がなくなってしまうとか、職場なら上司から嫌われて職を失ってしまうとか、同僚から陰口を叩かれて嫌な思いをするとか、そんなところだろうか。

僕は今まで本音を言ってまずいと思ったことは、なかった。

拘置所では、認めれば執行猶予がつくと言われたが、「やっていないことはやっていない」と、自分が思ったことを言ったことで刑務所に行くことになった。でも、「ウソを言わなかっただけ」で悪いことは何もないし、もう過去のことだ。

もちろん、言ってはいけないことと、言ってもよいことの区別はできている。

たとえば、初対面の人に対して、心で「不細工」だと思っても、そんなことは言わない。プライベートの付き合いで、自分があまり行きたくない場所に行ったとしても、相手が喜んでいれば「つまらない」とは言わず、それなりに楽しむ努力もする。

嫌なことをされない限り、その人を叩くことはないし、言わなくていいことを言ったりはしない。

そんな最低限の礼儀を外さなければ、思ったことは言えばいい。

本音を言ってまずいことが起こる」なんて、むしろ、思い込みではないだろうか?

堀江さん! 職場で本音を言っちゃダメですか?

本音を言うと人間関係が悪くなって、職場にいられなくなってしまう

そんな思い込みをしている人は、山ほどいる。

そんなわけはない。今の日本に、本音を言ったくらいで解雇されるような会社はどこにも存在しない。

同僚に陰口を叩かれるというのなら、相手に面と向かって「陰口を言わないでください」ときちんと言えばよいだけの話だ。

それであなたにどんな実害があるのだろう?

言いたいことを言うと「職場で浮いてしまう」という人もいる。それの何が問題だというのだろう。

職場の仲間として認めてもらって場に馴染もうが、職場で浮いていようが、仕事にはなんの関係もない。

むしろ逆に、ベタベタとした仲良しサークルのほうが僕にとっては居心地が悪い。職場では、やるべき仕事をやるだけだ。

上司の言うことが理不尽だと言うのなら、何が理不尽なのかをきちんと指摘する。

上司に何か言われると萎縮してしまう人もいるが、実は言い返されると面倒くさいのは上司の側だ。

さらに上の上司にマネジメント能力に問題があると思われたり、部下からの信望がないことを知られたくないからだ。

昨今は、ソーシャルメディアで何か言われたら自分が危ういという計算もあるだろう。

だから、上司に言いたいことがあるのなら、どんどん言えばいい。世間体を気にする上司なら、部下からの突き上げを食らわないように優しくなるかもしれない。

経営者からすれば面倒くさいことだが、言いたいことを言った従業員をクビにするようなことは、日本の会社では非常に難しいのだ

『ワンピース』的な馴れ合いより、自立した同士の関係

僕は『ONE PIECE(ワンピース)』というマンガの面白さがあまり理解できない。

主人公のルフィが海賊王を目指すストーリーは面白い。だが、仲間との一体感こそ一番大事だという価値観は、僕にはどうしても受け入れることができない

財宝を探すことが目的だったはずなのに、いつの間にか仲間との一体感自体が目的になってしまう。

あいつは仲間だから」というだけの理由で、落ち込んでやる気を失った仲間にいつまでも構いつづける…。

こんな風にお互いが寄りかかった関係は、なんとも居心地が悪い

僕は、どんな時も「相手に尽くす」ことが重要だと思っているが、それは「馴れ合い」とは違う。

馴れ合うために与えるのではなく、目的を持った者同士が目的を達成するために与え合うのだ。

誰かに寄りかかるのではなく、自分の足できちんと立つ。そういう人同士が、目的のためにつながる。ベタベタしない、少しドライな関係が僕にとっては気持ちがいい。

自立した人達が、目的を実現するために手をつなぎ、お互いに尽くす。このスタンスは、ライブドアの時も、現在運営している僕のサロンでも変わらない。

『ワンピース』的な世界観は、自分から動こうとしない人や、相手に尽くそうともしない人まで「仲間だから」という理由で助けようとしている。

少なくとも、僕にはそう見えるのだ。そんな人から嫌われても、僕はいっこうに構わない。

そして、それをはっきりさせることで、今の僕には、一緒に仕事をしたい人、一緒に仲間になりたい人が自然と集まってきている。

議論は平行線のままでいい

それにしても、日本人の議論を避ける傾向、いや全員が同じ意見でなければならないという強迫観念はいったい何なのだろうか。

僕はこれまでにさまざまな人と対談してきた。なかには、意見が合わない人もいたし、議論がまったくかみ合わなかった人もいる。

たとえば、瀬戸内寂聴さん

瀬戸内さんと僕は働き方や死生観が共通している点も多いし、90歳を超えて京都から東京に日帰り出張するバイタリティには素直に感服するが、原発に関する議論はまったくかみ合わなかった(この対談は『死ぬってどういうことですか?』〈角川フォレスタ〉に収めてある)。

僕は原発の存在を認めた上で、よりよい選択をすべきだと考えている。

原発を動かさないと火力発電による大気汚染が今より広まるし、無理に節電すると熱中症で死ぬ人も増えるかもしれないと主張した。経済が悪くなれば、自殺率が上がり不幸な人が増加するものだ。

これに対して、瀬戸内さんの主張は「生活水準よりも命が大事」というのだから議論がかみ合うわけがない。

しかし、原発に関する議論で意見が一致しないからといって、瀬戸内さんへの尊敬の念が減るわけでもない

お互いの価値観が異なっていることがわかる」というのは、とても大事なことだ。

なんとなくわかったふりをして終わるのと、たとえ自分の価値観と違っていても、しっかり相手の意見を聞くのとでは、どちらが「相手のことを知る」ことになるだろうか。

たとえまともな議論にならず、ケンカになっただけだとしても、人と議論することが無意味だとは思わない。

僕は、意見が一致しないからという理由でその人のことを嫌いになったりはしない。意見が一致しないことと、相手のことを嫌うということは、そもそも、まったく別のことだ。

だから僕は、対談だけでなく、ソーシャルメディアでも積極的に人とぶつかり合おうとしている。

それは、その人が嫌いだからだとか、人格を否定するためではない。違う意見を持った者同士がぶつかることで、新しい発見があるからだ。

それなのに、「議論は一致しなければ意味がない」「意見が一致しない=相手のことを嫌いなんじゃないか」と思う人がいかに多いか。

We agree to disagree」(僕達はわかり合えないことがわかり合えた)でよいのだ。「価値観や意見が違う」ことがわかることが大事なのだ。

それなのに、輪の中にいたい人は、自分の意見は言わず、周りの空気を読んでみんなと合わせようとするのだ。

もし意見が異なる人間がいたら、自分達の輪の中から全力ではじき出そうとする。

意見が違うだけで、人格から人間性、生き方まで、全否定しようと躍起になる。

著名人であっても、支持者やファンにそっぽを向かれないよう、自分に張られたレッテルから外れた意見を言わないように振る舞っている人は多い。

なぜ、そんな風にデジタルで物事を考えようとするのだろうか。本来人間は、白・黒で割り切れるデジタルな存在ではなく、色彩豊かなグラデーションで構成されているというのに。

周囲の「空気」や同調圧力など気にしてもしょうがない。同調圧力をかけてくる奴らは気持ち悪いが、それを気にして同調するのも同じくらいに気持ちが悪い

輪のメンバーから嫌われたからといって、恐れているような実害など存在しないのだ。

堀江さんが「やりたいと思っているのに、なんでやらないの?」と問いかけてくる一冊

本音で生きる 一秒も後悔しない強い生き方

本音で生きる 一秒も後悔しない強い生き方

本音で生きる』の帯には、ひろゆきさんより以下のコメントが送られていました。
この本を読んでもやらない言い訳が出るなら、本当はやりたくないのか読解力がないのかどっちかなんじゃないですかね…

出典 『本音で生きる』

どんな本でも堀江さんの主張は一貫していました。

とにかくやれ

2020年は同書を読んで、これまでの価値観を一度リセットしてみてはいかがでしょう?

〈撮影=長谷英史(@hasehidephoto)〉

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