緊急事態宣言が解除されて、外で飲む機会が増えた人もいると思うけど、地方にいる友人や、当日の急な誘いに関しては、対面で飲むよりもオンライン飲み会の方が便利そうだよね。

あと、初対面の人ともオンラインだと話しやすいんですよね。対面だと「なんか話さなくちゃ」って必死になっちゃう。

出入り自由だから好きなときに入って、眠くなったら抜けられるしね。

わかります。飲まない側からしても、オンライン飲み会ってお酒飲まなくても特に目立つわけじゃないし、参加するハードルが一気に下がるんですよね。

私も、終了時間が決まってないから気がついたら深夜になってることはあるかも。

何それ。なんで俺らが…

もう大人なんだから、そのくらい自分で考えてくださいよ。

自制心…だと思うけどな。

仕方ないなあ。では私からいいですか？

以前、仕事が長引いて作業をしながら何も食べずにオンライン飲み会で飲み過ぎて悪酔いした苦い経験があるんです。その時の反省からアイデアを考えました。

オンライン飲み会で飲みすぎちゃうのって「残った仕事を片付けながら」とか「ほかの作業をしながら」というような、“ながら飲み”をしちゃうからだと思うんです。

開始時間をいつもより早めて「料理をつくる」という目的を決めることで、必ず強制的に仕事を終わらせて、ながら飲みを回避できるかなと。

ただ「料理を食べよう」だけだと改善されないと思ったので、「自分のつくった料理を見せる」という条件をつけてみました。人に見られると思えば頑張るじゃないですか。

料理の腕も上がるし、QOLも高まるし、飲み会のトークテーマにもなって盛り上がりやすい。どうだ！

問題は「飲む量」ではなくて、「空腹で飲むと酔いやすくなる」ということなんですよ。このアイデアなら「空腹でお酒を飲む」ということも回避できる。

だから仮に飲みすぎてしまっても、空腹のときよりはマシっていう。

そうなんです！

えー！

（この人たち、改善する気ないな…）

お酒はまったく飲めませんが、「ダラダラ飲み」の解決策を考えてみました。

オンライン飲みって、お酒が無限に飲める時間無制限なバイキング状態になってるから、ダラダラ飲みになってしまうんですよ。

その反対ってなんだと思いますか？

飲むお酒と飲む順番をあらかじめ決めておくことで、飲む量を制限してダラダラ飲みを防ぐんです。

コースの最後が終わったタイミングを終了時間にすれば、無限に飲み続けるということも防げます。

ちなみに、おいしく楽しむためには“順番”もかなり大切らしくって。

この順番を意識すれば、たとえばこういうコースができちゃいます。

少しずつ飲めば量も抑えられるし、コースの時間を決めちゃえばダラダラ飲むこともなくなる。

全員同じコースメニューで飲むのも楽しいんじゃないかなと。

酒が飲めない男とは思えない熱すぎるプレゼンだね。

よっしゃああ！

そう！ やっぱりプレゼンは、人間の「マネしてみたい」という心理を利用することが大事なんですよね。

では最後は僕からいいですか？

僕は少し違う角度から、「どうやったら習慣を変えられるのか」という視点から考えました。

結論、意志の力で“お酒をやめる”のではなく、行動自体にハードルを課すことができればいいんです。

「お酒を飲む」「おかわりする」という行動へのハードルが高くなるように設計するんです。

1杯のグラスを小さくすれば、何度も「おかわりする」という“行動の切れ目”が生まれますよね。

その都度注がないといけないという面倒くささがあることで、飲む量を減らせないかなと。

ダイエットの時も、小さいお茶碗にすると食べる量が減るって聞いたことがあります。

オンライン飲み会だと、お店と違って缶のまま飲むこともあって、お酒の減り具合が見えないぶん、自分がどのくらい飲んでいるか実感しづらいんだよね。

小さいグラスなら「おかわりの回数」がわかるから、飲酒量をコントロールできるんじゃないかな。

どういうことですか？

家にあるお酒を飲み切っちゃって、コンビニに買いに行くことってあるじゃん。

面倒くさいんだけど、夜風にあたりながら「何飲もうかな～」って考えながら歩いてる時間も楽しみのひとつなんだよね。

わかる～。風情ですよね。

（こいつら、絶対改善する気ないだろ）