ビジネスパーソンインタビュー
若者の“人生を切り開くためのツール”でありたい
ユーザーの意見だけじゃ最高の商品はできない。GO三浦崇宏が驚いたDELL「XPS」の熱意
新R25編集部
ビジネスパーソンが、仕事でもっとも触れるツールといえばPCのはず。
そのPC、あなたはどんな理由で選びましたか?心から「これがいい」と感じたものを使っていますか? そこにメーカーの哲学は感じましたか?
畳み掛けるように聞いて申し訳ございません。
きっと「会社から支給された」「みんなが使っていた」「価格が安かった」などの理由が多いと思います。
それに対して「私たちのPCは新R25読者にぜひ使っていただきたい」とアツい思いをぶつけてきた企業がありました。
それは、DELLです。
同社によると、「XPS」というシリーズは“若者の挑戦を応援する最高傑作”なんだとか。
そんな熱い思いを引き出してもらうべく、今回対談していただくのはThe Breakthrough Company GOの代表取締役でPR/CreativeDirectorの三浦崇宏さん。
対談を通して、両者の根底にはとても似た思想が流れていることがわかりました。
【三浦崇宏(みうら・たかひろ)】The Breakthrough Company GO代表取締役兼PR/Creative Director。早稲田大学第一文学部を卒業後、博報堂入社。マーケティング、PR、クリエイティブ部門を経て独立、2017年にThe Breakthrough Company GOを設立
デルの福永と申します。
本日はよろしくお願いします!
三浦さん
よろしくお願いします…なんですけど、正直、僕はPCに関してはまったく詳しくないんですよね。すみません。
というよりも、じつはデジタルなものに対するリテラシーが低い。Wi-Fiの設定も毎回うまくいかないくらいなんですよ。仕事柄、内緒にしておきたかったんですけどね…
だから、今日の対談についていけるかどうか…
三浦さんの意外な弱点が発覚しました
そうなんですね(笑)。
でも、そんなPCに詳しくない三浦さんにこそ、「XPS」のすごさを知っていただきたいと思っています。
今日は、持ち運びにも最適な「New XPS 13」というモデルを中心にご説明しますね。
側面のデザインは、あの食器にヒントがあった。「XPS」のこだわりがスゴい
まず外側の話をさせていただくと、筐体は1枚のアルミブロックから切り出しています。
部品を一つひとつ組み立てているPCよりも強度を保ちつつ、エレガントで上品なデザインに仕上げています。
「ふむふむ」
三浦さん
側面を見ると「刀」みたいですね。
…!!
実は「XPS」の側面のデザインは、シンプルでありながらも優れた機能美のある「箸」からヒントを得ているんです。
ただ、三浦さんのおっしゃったように「刀」にも見えますね…我々にはない素晴らしい着眼点です!
新R25の取材には噛みつきがちな三浦さんですが、DELLの方が褒め上手なのでうれしそう
そして「New XPS 13」の最大の特徴が、「4辺フレームレスディスプレイ」です。
「フレームレスディスプレイ」という形で狭額縁(きょうがくぶち)を打ち出したのはDELLが初めてで、その技術は今でも最先端を走っています。
世代が変わっていくごとに、どんどんフレームが薄くなっているんですよ。
実際に見てみると、フレームとディスプレイの境界はほとんどありませんでした
三浦さん
言われてみれば、ほぼ全面がディスプレイになってますね。
でも、なぜここまでディスプレイを広くする必要があるんですか?
コンパクトなサイズと画面の見やすさを両立させるためです。
持ち運びやすいサイズにしたとしても、画面の大きさは決して小さくしない…という開発者の熱が、この薄いフレームに詰まっているんです!
そのほかにも、開発者の情熱が詰まったこだわりポイントがたくさんありまして…
「XPS」スペシャルサイト・側面は、「ダイヤモンドカット」という非常に艶やかな仕上げ。「アルマイト加工」により、接続機器の出し入れをしても傷が付きづらい。
・シルバーの筐体のパームレストには、ロケットの素材としても使われているカーボンファイバーを使用。非常にしっとりした手触りで、一度使ってしまうとほかの製品には戻れないような感触! ホワイトの筐体では、高級感のあるグラスファイバーを使用。
・薄いフレームでも「顔認識生体認証セキュリティ」により、パスワード操作を省略可能。
「へえ…」果たして刺さってるのか…?
「最高の相棒」は妥協しない。中途半端なプロダクトを出さない決意
ここまで一気に説明させていただきましたが、まとめると「XPS」はシンプルかつ機能的を追求したDELLの最高傑作なんです。
三浦さん、いかがでしょう…?
三浦さん
これは…
三浦さん
素晴らしい商品ですね。
この商品を一言で表すなら、「究極のオーバースペック」と言えると思います。
究極のオーバースペック…!
刺さってた
三浦さん
正直、多くのユーザーは「フレームを見えなくなるくらい薄くしてほしい」「パームレストをカーボン素材に!」とまでは求めてないと思うんですよ。
ただ、ユーザーの意見だけを聞いていても、最高の商品はできない。
たしかにそうですね…
三浦さん
自動車メーカーを創設したヘンリー・フォードが、こんな言葉を残しているんです。
「もし顧客に、彼らの望むものを聞いていたら、彼らは『もっと速い馬が欲しい』としか答えられないだろう」
つまり、ユーザーの想像を超えた最高の回答というのは、作り手のなかにしかないんです。
露骨に「キマった…」という表情をしないでください
三浦さん
「XPS」の特徴は、DELLのデザイナーやプロダクトオーナーの圧倒的な熱量と異常なこだわりから生まれたものだと思います。
そして、そういう商品が生まれたときにはじめて、ユーザーから「こういうものが欲しかったんだよ」という言葉が出てくるんですよね。
うれしいですね。
私たちは「XPS」のキャンペーンコンセプトとして、「妥協しない」「クラフトマンシップ」の2つを掲げています。
「XPS」には、一切の妥協なしに、DELLの最先端技術を詰め込んでいます。まさに弊社の「細部にまでこだわり抜く精神」を体現したプロダクトなんですよ!
DELLさん、声が大きくなりました
三浦さん
話の熱量がどんどん上がってきましたね(笑)。
私たちが「XPS」を届けたいユーザーは、「今のままでいたくない」「自分の人生を良くしていきたい」と思っている若者なんです。
「XPS」は、そんな若者の“人生を切り開くためのツール”でありたい。
つまり、人生を助ける「最強の相棒」を目指しているんですよ。
だからこそ、中途半端ではなく最強のスペックが必要なんです。
イノベーションを起こすには「時代の変化」に敏感になること
三浦さん
GOのミッションは「あらゆる社会の変化と挑戦にコミットする」というものなんですが、まさに「XPS」の姿勢とも共通していますね。
それを実現するには、僕は大局観を持って社会の変化と向き合えるかが大事だと思っていて。
「来年はどうなるか?」なんてわからない。だけど、「大きく社会はこの方向に進んでいるな」という感覚を持てるかなんですよね。
わかります。
三浦さん
僕たちは広告業界のなかでも「かなり最新鋭のことをやっている」と言われていますが、刻一刻と変化する時代に合わせているだけなんですよ。
裏方だったクリエイターがSNSで発信をしていたり、広告の会社なのにベンチャーキャピタル事業を始めたり。
今は、10年前だったらありえないことが常識になっています。「電話をすることが失礼になる」とか「オンラインで商談をする」とか。
そういう常識とかルールは変化しつづける、ということを前提に考えたほうがいいですよね。
そういった変化に気づくために、三浦さんが意識していることはあるのでしょうか?
三浦さん
いつも「“前提をぶっ壊す”ことだけを前提として考える」ことです。
たとえば、DELLさんから「XPS」のプロモーション依頼が来たとすると…
だいたい、「『XPS』を20代の意識高いビジネスパーソンに、年間10億円でテレビCMやデジタルを中心としたマーケティングを行ってほしい」みたいな依頼じゃないですか。
この条件を全部疑うんです。
三浦さん
「今は、『XPS』を訴求すべきなのか?」
「商品よりもDELLという企業自体のブランディングが必要なんじゃないか?」
「ターゲットは意識が高いビジネスパーソンでいいのか? ハイスペックなPCで楽をしたい人がほかにもいるんじゃないのか?」
「予算も10億と言っているけど、逆に2億でいいんじゃないか?」
とか。
三浦さん
人間って無意識のうちに自分の思考の枠組みに入ってしまっているんですよ。
それを意識して外さないといけない。
イノベーションを生み出す秘訣って、「自分のなかの思考の枠組みをいくつ解体できるのか」なんだと思います。
「ストーリー」を生み出すことで、プロダクトの世界観が初めて実現する
まさに、「XPS」はDELLの「これまでの枠組み」を解体する存在として生み出されました。
ひと昔前まで、DELLのイメージは「企業向け、黒い、男性的な」というイメージが強かったと思います。
そういった前例を疑って、「XPS」の広告では、XPSの機能性やプレミアム感をお伝えできるよう意識しています。
現代において、PCがユーザーに選ばれる理由は、「このPCを買うと、人生にどんな変化があるのか?」というエモーショナルな部分なんですよね。
三浦さん
おっしゃるとおりで、今はあらゆる情報とモノが氾濫している時代。
そんななかでは「圧倒的なクオリティ」のものじゃないと人の心って動かないと思います。
その点、DELLさんはユーザーの心をとらえると思いますね。
ありがたいです! …それはどうしてですか?
三浦さん
今日のお話を聞いていて、DELLさんが「XPS」の魅力を心から信じていると伝わったからです。
大手広告代理店にいたころ、クライアントから「今回の商品はあんまりよくないから、広告でなんとかしてほしい」みたいな話がよくあったんですよ。
僕らにとっては“腕の見せどころ”なんですけど、やっぱりいくらうまい広告をつくったところで、ブランドを心から信じて、プロダクトを心から愛してる人の仕事にはかなわないというのは事実なんですよね。
それはおっしゃるとおりかもしれません…! ありがとうございます。
今日実際にお話ししてみて、三浦さんはまるで「XPS」を擬人化したような方だなと思いました。
三浦さん
いや、それは違うんじゃないですかね。
えっ?
「こんなにスリムなんだから…」
三浦さん
「XPS」が、俺みたいなまん丸な男なわけないでしょ!!
「体重は重いがフットワークは軽いんだぜ」は三浦さんのお気に入りパンチラインです
…最後はきれいにオチがついてしまいましたが、「XPS」には、開発者の並々ならぬ情熱とDELL社員からの絶対的な信頼が詰まっていました。
今一度、あなたが使っているPCを見てみてください。
そのPCは、あなたの“これからの成長”を支えてくれるものでしょうか?
疑問を持った方は、DELL史上最高傑作「XPS」をチェックしてみてください。
決して、妥協してはいけませんよ…!
〈取材・文=福田啄也(@fkd1111)/撮影=中澤真央(@_maonakazawa_)〉
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