鴨頭嘉人YouTubeチャンネルより

偉人の人生からわかる、夢を叶えるには“根拠のない思い込み”が必要なワケ

ライフスタイル
できる!」と自信を持って言えるものでないと挑戦を諦めてしまう…という人も多いのではないでしょうか。

実現できる根拠がないと、夢や目標を追いかけるのは、なかなか難しい気がしてしまいますよね。
 
しかし、日本マクドナルドで“伝説の店長”と呼ばれ、自身の講演を発信している“炎の講演家”・鴨頭嘉人さんは、自身のYouTubeチャンネルで「根拠のない思い込みは無敵だ」と語っています。

身の丈に合った根拠のある思い込みより、根拠のない思い込みのほうがエネルギーが強いと話していますが、そこには一体、どんな理由があるのでしょうか。
【鴨頭嘉人(かもがしら・よしひと)】高校卒業後、東京に引越し19歳で日本マクドナルドにアルバイトとして入社。30歳で店長に昇進。32歳の時にはマクドナルド3300店舗中、お客様満足度日本一、従業員満足度日本一、セールス伸び率日本一を獲得し最優秀店長で表彰される。その後も最優秀コンサルタント。米国プレジデントアワード、米国サークルオブエクセレンスと国内のみならず全世界のマクドナルド表彰もすべて受賞する功績を残す。2010年に独立。現在は組織構築・人材育成・セールス獲得についての講演・研修を行う「炎の講演家」として活躍している

「将来の自分」のように振る舞っていたら、思い描いたとおりになった

人間は必ず「できる」という思い込みか、「できない」という思い込みのどちらかを持っています。

「できる」という思い込みには、根拠はいらないんです。

根拠のある思いこみというのは、たとえば「私は先月営業成績が社内でトップだった。先々月もトップ。だからきっと来月もトップだろう」といったもの。

でも、そういった根拠のある思い込みは、来月営業成績がトップでなくなったら消えてしまいますよね。

ところが、根拠のない思い込みは無敵です

先月の営業成績は最下位。先々月も最下位。でも来月はトップ」が成立します。

過去と切り離して考えているので、根拠のない思い込みのほうが、圧倒的にエネルギーが強いのです。

思い込んだら、そのイメージどおりに振る舞いましょう。

僕は8年前、半年間ニートで、収入ゼロ、公演回数ゼロ、スケジュールゼロの状態でした。

でも当時から「将来日本を代表する講演家になる」と決めていたので、売れっ子のように振る舞っていました。

売れっ子の講演家なら、名刺交換のときは自ら相手の目をしっかりと見て、「世界を変える男、炎の講演家、鴨頭嘉人です!」このトーン、この表情で話すだろうな。

相手より先に挨拶をして、歩き方は猫背はではなく胸を張って、大股で歩いてるだろうな。

そんなことを考えながら8年前の僕は、「将来の鴨頭嘉人」を演じていたのです。

その結果として僕は今、YouTubeの再生時間が1日1万時間を超える、日本一影響力のある講演家になりました。

つまり、思い描いたとおりになったんです。

歩き方、表情、言葉遣い、人との付き合い方すべて、思い描く「将来の自分」のように振る舞いましょう。

実態が伴ってから振る舞うのでは遅いです。

そもそも、今から振る舞っていなければ、イメージどおりにはなれません。

偉業を成し遂げた人たちも、過去と現在を切り離して行動してきた

松下幸之助さんライト兄弟ガンディー、坂本龍馬といった人々も、過去と現在を切り離して、偉業を成し遂げてきました。

パナソニックを一代で築き上げた松下さんだって、はじめは会社も社員もゼロからのスタートです。

ライト兄弟だって、飛べないはずだった「飛行機」で飛びました。

ガンディーはもともと弁護士として働くエリートでしたが、当時イギリス領だった南アフリカの列車で1等車両に乗ってたところ、「インド人のくせに1等車両に乗るな」と、イギリス人の車掌さんに列車を降ろされたそうです。

それまでインドの人は「仕方がない」と差別を受け流していましたが、ガンディーは「この世界はおかしい」と立ち上がりました。

坂本龍馬の場合は、「脱藩浪士」だったので、今でいうとニートと犯罪者のハイブリッドのような状態でした。

しかし、「日本を今一度せんたくいたし申候」と、薩長同盟を結んだり、日本で初めての株式会社を作ったりして、多くの人たちを動かしていきます。

そんなふうに、過去と現在を切り離して行動してきた人だけが、自分の理想に生きることができるのです。

「あなたの理想を生きている人」にしかアドバイスを求めてはいけない

夢実現の3原則は「根拠のない思い込み」「言いふらして行動」「否定的なメッセージの排除」です。

この3つをやれば、イメージどおりの人生を歩むことができます。

言いふらして行動すると、後には引けなくなりますよね。

人間には元に戻ろうとする「恒常性」があるので、夢を実現するには、言いふらして後には引けない環境を作るしかありません。

言いふらして行動していると今度は、「おまえ何言ってんだ」「無理だお前には」といった声をかけられるようになります。

前へ進みたいのであれば、そういった「否定的なメッセージ」は排除しましょう。

否定的なことを言う人とは、会わなければいいのです。

身内に言われた場合は、排除するのではなく、スルーしたり聞いているフリをしたりするといいですね。

あなたの思い描いている将来のイメージが、他人に簡単に見えるわけがないので、他人の否定を聞き入れようとするのは間違いです。

有名な話ですが、北海道の町工場でロケットを作っている植松努さんは子供のころ、先生たちから「どうせ無理だ。北海道のこんな田舎でロケットなんか作れるわけがない」と言われていたそうです。

植松さんはこうおっしゃっています。「あなたが何かやりたいと言ったときに『どうせ無理だ』と言う人は必ず現れる。でも、無理だと言う人は間違いなく、それをやったことがない人である」。

「ロケットなんか作れるわけない」と言う人は、ロケットを作ったことがない人です。

否定してくる人が悪いのではなく、あなたが、アドバイスを求める相手を間違っています。

もっというと、否定してくる人にアドバイスを求めてしまうのは、本心では「怖いから戻りたい」と思っている人です。

誰かに止めてほしいから、否定してくれる人に声をかけているのでしょう。

だから自分の将来に対してアドバイスが欲しいのであれば、「すでにあなたの理想を生きている人」に求めましょう。
出典Youtube

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