ビジネスパーソンインタビュー
「いつも同じ服を選んでしまう」人は必見!
【変身企画】初代バチェラー・久保裕丈さんに、AOKIでビジネスファッションを選んでもらった
新R25編集部
AOKIが2021年から始めている「ビジネスファッション応援プロジェクト」。
時代とともに変化するビジネスファッションを、ユーザーの方と一緒に考えていくプロジェクトです。
ところで皆さんは、ビジネスファッションってどうやって選んでますか?
私、新R25編集部の福田はオシャレに自信がないので、とにかく無難で、いつも同じようなコーディネートなんです。
それがこちら…。
でも、今年は30歳になるし、そろそろ大人らしい服装にもチャレンジしたい…。
ファッションについて今さら聞くのは恥ずかしいけれど、勇気を出してオシャレな先輩ビジネスパーソンのお力を借りることにしました。
初代バチェラーの久保裕丈さんです。
【久保裕丈(くぼ・ひろたけ)】株式会社クラス代表取締役社長。東京大学大学院新領域創成科学研究科修士課程修了。2007年にATカーニーに入社。2012年にミューズコー株式会社を設立。2015年同社を17億円で株式会社ミクシィに売却。現在は、家具・家電がレンタルできるサブスクリプションサービス「CLAS」を運営する株式会社クラスの代表取締役社長
久保さんのInstagramは、愛犬との日常をはじめとした華やかな投稿が魅力ですが、注目すべきはそのファッション。シンプルながらオシャレなコーディネート写真がたくさん投稿されているのです。
オシャレな久保さんなら、コーデに自信がない人でも取り入れられるビジネスファッションのポイントを知っているんじゃないだろうか…?
さらに、今回は「AOKI」のスタイリストの宇多さんにもご協力いただくことに。
オシャレ最強タッグに、“ファッション迷子”でもすぐに取り入れられるコーディネートのポイントを教えていただきました。
オシャレに苦手意識がある方、必見ですよ!
〈聞き手:福田啄也(新R25編集部)〉
「サイズ感と色味を押さえよ」久保さんから赤点スレスレのコーディネートに提言
福田
今日はよろしくおねがいします。
早速ですが、僕の今日の服装、どう思います?
この時点ではまだ、自信がないなりにありました
久保さん
…まず、今日の服装のポイントを教えてもらってもいいですか?
福田
「無難」「汚くない」「変じゃない」の3つです。
何がオシャレかとか、自分に何が似合うかはわからないんですけど、「何とも思われない服装」を死守してます。
スティーブ・ジョブズスタイルで、こういった撮影のときには毎回同じ青いシャツと黒パンツを着てるんです。
この服装、100点満点で何点ですか?
おもむろに手をかざす久保さん。何を測っているのでしょう…
久保さん
点数をつけるなら40点ですね。
赤点ではないけど…その当落線上にいます。
福田
そんな低いんですか!?
この服でこれまでいろんな取材に臨んでいるのに…!
久保さん
ひとつ気になったのが、靴ですね。
無難な靴を選んだつもりなんですが…
久保さん
カジュアルなデニムシャツなのに、カッチリとした革靴を合わせていますよね。
この素材感が合ってない。たとえば、ベロアやスウェード素材の靴に変えると、もう一歩まとまりが出てくるのかなっていう気はします。
宇多さん
しかも、革靴のなかでも「ストレートチップ」と呼ばれる、よりフォーマルな靴なので、さらにちぐはぐな印象になってしまっているかもしれません。
福田
知らなかった…
でも、カジュアルなシャツにフォーマルな靴を合わせちゃう感じが、オシャレっていうことには…
久保さん
ならないです(笑)。
苦し紛れでした
福田
…ご覧の通り、僕、ファッションのこと全然わかってないんです。
でも、誰も正解を教えてくれないし、仕方がないですよね!
久保さんみたいにオシャレに対する知識があるわけでもないし…
久保さん
いや、僕も迷子だった時期はありますよ!
学生時代はもちろん、社会人になりたてのころも「自分に合う服って何だろう」と悩んでました。
福田
久保さんにもそんな時期が…
どうやって抜け出したんですか?
久保さん
あるとき、オシャレのポイントがわかったんですよね。
それがサイズ感と色味です。
ファッション迷子の方は、ここだけでも覚えて帰ってください
久保さん
まず、それぞれの時代に合ったサイズ感を押さえておく必要がある。
今のトレンドはシルエットがちょっとだけ大きめ。だから、どこかにルーズなシルエットをひとつ入れておくだけで今っぽくなるんです。
福田
なるほど…最近、ダボッとした服をよく見るのはそういう理由なのか…
色味についてはどうですか?
僕、暗めな色を選びがちなんですけど、もっと明るい色を選んだりしたほうがいいのかな…と悩むことがあるんです。
久保さん
色味に関しては、あまり遊ばないほうがいいですね。
色で遊ぼうと思うと、遊ばれちゃうことが多いんですよ。
色で遊ばれる…?
久保さん
ちょっと明るい色を入れてみようと思って選ぶと、かえって浮いてしまうこともあるんですよ。
色遊びしたい場合は色相の真反対の色(補色)を意識するってことです。
同じブルー系でも色の濃さによって、緑や黄、オレンジが補色になるんだとか(知らなかった)
久保さん
たとえば、ブルーの補色はオレンジ系。僕の今日のジャケットの色は青に近いネイビーですけど、オレンジの糸が織り込まれているので、バランスがとりやすくなるんですね。
よく見たら本当にオレンジのラインが入っている…かっこいいな…
福田
サイズ感と色味…この2つはこれから肝に銘じます。
今日はAOKIさんご協力のもと、久保さんに僕に似合うビジネスファッションを選んでもらいたいのですが、お願いできますか…?
久保さん
もちろんです。さっそく行ってみましょう!
【2パターンあり】久保さんがAOKIコーディネートを考案
福田
改めて見ると、AOKIってこんなにたくさんのスーツがあるんですね…!
正直、決めるのもひと苦労な気もするのですが、普段お客さんにどうアドバイスされてるんですか?
宇多さん
まずはキーアイテムを決めます。
ビジネスウェアだと、ジャケットから決めさせていただいて、その後にインナーやパンツの素材や色をお客様の好みに合わせて決めていくことが多いですね。
ジャケットを着ない方であれば、シャツから選ぶこともあります。
福田
軸になるアイテムを決めるってことか…その発想はありませんでした…
服を選ぶ姿がすでにかっこいい久保さん
久保さん
このマネキンが着ている服装、めちゃくちゃオシャレですね。
福田
…どういうところがオシャレなんですか?
久保さん
まずジャケットの色味が単色じゃなくて、生地の中に細かく白い糸が織り込まれているんですよ。
このおかげで質感がすごくよく見える。
あとはインナーがモックネックで今っぽい遊びがあるってことかな。
福田
カジュアルでありつつ、きちっと見えるっていうことですかね?
久保さん
そうです。
そして、靴もスニーカーっぽさがある。服と靴のカジュアル感のバランスがめちゃくちゃいいんですよ。
マネキンを丸ごと着ちゃうのもアリなんじゃないですかね。
「コーディネートにめちゃくちゃ悩むときは、そういう買い方もおすすめですよ」
福田
マネキンが着てるようなグレーのパンツって、合わせるのが難しそうって勝手に思っちゃってるんですけど…
久保さん
そんなことないですよ。グレー×ネイビーは鉄板ですね。
宇多さん
むしろグレーのパンツこそ、上は合わせやすいかなと思います。
黒のジャケットでも、濃グレー(チャコールグレー)でもいいですし、茶系にも合わせられるので、着回しはしやすいですよ。
福田
そうなのかあ…
数あるラインナップのなかからチョイスしていただきました
バチェラーの方をこんなに悩ませてしまって恐縮です…
〜10分後〜
久保さん
たくさんのレパートリーがあるので、2パターンほど選ばせていただきました!
まずは1つめのコーディネートから。
久保さん
あー、いいですね! 足も細く見える。
さっきのマネキンを参考に、グレーのパンツをチョイスしてみました。モノトーンっぽい雰囲気にしたいのであれば、こんな感じのグレーも似合うと思います。
宇多さん
最近だと襟のないノーカラーのジャケットとかもあるので、そうやってカジュアルダウンすると、プライベートでも着ていけると思いますね。
福田
人生で初めてモックネックを着てみましたが、意外といいですね…!
こういうのも今度買ってみよう…
久保さん
2つ目のコーデも着てみてください!
印象がガラッと変わりました
久保さん
いや、こっちもいいですね。マジで。
福田さんは輪郭がやわらかい印象なので、明るめの色を挿し込むといいと思ったんですよね。
こんなふうに茶色のジャケットにモックネックを合わせるとか。
福田
僕にも茶色が似合うなんて感激です…
色味って本当に大事なんだな…これ一式、絶対買います!!!!
第三者目線で服を選んでもらえる。AOKIの「ビジネスファッション応援プロジェクト」
試着を終えて、ここからは宇多さんに代わって、「ビジネスファッション応援プロジェクト」を推進する、AOKI 執行役員の林亮介さんにプロジェクトについて聞いてみました。
【林亮介(はやし・りょうすけ)】株式会社AOKI 執行役員 ネット通販事業部 ネット通販・デジタルマーケティング責任者
林さん
福田さん、試着してみてどうでしたか?
福田
試着をして「着こなしが自分にハマった」と思ったのは人生で初めてでした。こんなに気分が上がるんですね。
ジャケットの中がシャツではなくモックネックのコーディネートも新鮮でした。
AOKIさんの商品って、スーツだけじゃないんですね。
林さん
そうなんですよ。2000年代にクールビズが流行って以来、ビジネスファッションの多様化が進んだので、AOKIもラインナップの拡大に力を入れてきたんです。
久保さん
バリエーションがものすごいですよね。
しかも機能性が高いのに安くて、コストパフォーマンスがすごくいい。
かっちりしたものからカジュアルコーデまで何でもつくれちゃいます。
林さん
スーツに対して、ちょっと堅苦しいイメージをお持ちの方も多いんですよね。
ビジネスウェアとしてのきちんと感を押さえつつ、生地にストレッチ性を入れたり、肩パッドを入れずに軽い仕立てにしたり、自宅で洗濯できる素材を採用したり…
ビジネスマンの方に快適にお仕事していただける仕様を心がけていますね。
福田
ただ、今回は久保さんにコーディネートしていただきましたけど、自分で服を選べる自信はまだないですね…
林さん
そういう方もたくさんいらっしゃるので、AOKIでは「ビジネスファッション応援プロジェクト」を始めたんです。
このプロジェクトでは、「今の時代に合わせた、新しいビジネスファッション」をテーマに、ビジネスファッションについて語り合ったり、会員様同士で交流していただけるイベントを開いたりしています。
福田さんも、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか?
福田
へええ…そこでは、オシャレじゃない人に、ファッションを教えてくれることもあるんですか?
林さん
もちろんです。AOKIの社員からはもちろん、会員様からも「おすすめのコーディネート」などを紹介していただける場もあります。
「何を着たらいいのかわからない」という悩みも、みんなで考えていこうというコンセプトなんですよ。
久保さん
それ、いいですね。
ファッションについて誰かに相談するのって恥ずかしかったり、聞きにくかったりするじゃないですか。
でも、「聞いていいんだよ」という場があらかじめ用意されているっていうのは、福田さんみたいなファッション迷子にはうってつけだと思いますね。
福田
たしかに…
じつは僕、首が短いことが小さなコンプレックスで、モックネックのような服は似合わないんだろうなと思い込んでいたんです。
でも、信頼のおける方に勧めてもらったら楽しかったですし、モックネックが自分にも似合うって気づけた。
やっぱり服選びは第三者目線が大切ですね。
久保さん
コーディネートの多様化って本来は楽しいものだけど、一人で選ぶのはなかなか難しいもので。
そういうときにビジネスウェアのプロにサポートしてもらいながら一緒に楽しめると、日本のビジネスパーソンがもっともっとオシャレになるんじゃないかと思います。
ファッションを「楽しむ」という発想が生まれたのは初めてでした
久保さん
服装って、印象だけじゃなくて、自分のメンタルにも影響を与えるもので。
「今日の着こなし、自分にハマってるな」っていう気持ちでお客様に会いに行けると、それだけで顔が明るくなったり、しゃべり方がちょっと変わったり。
そういうポジティブな変化は、積極的に取り入れてほしいですよね。だから僕は、このAOKIさんの取り組みをすごく応援します!
オシャレになりたいけど、人に聞くのは恥ずかしい…。
そんなシャイだけどファッションに興味があるビジネスパーソンに寄り添ってくれる、AOKIの「ビジネスファッション応援プロジェクト」。
仕事の服装に迷っている方は、ほかの会員さんやAOKIの社員さんと交流しながら、オシャレロードへの一歩を踏み出してみてはいかがでしょう?
〈取材=石川みく(@newfang298)/撮影協力・編集=福田啄也(@fkd1111)/文=エディット/撮影=森カズシゲ〉
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